#35 -解散式の夜-04 ページ38
Aside_
訓練後、エレンとミカサ、アルミンとご飯を食べていた。
エレンはアニに言われたことで疑問に思ったのか、アニに言われた “巨人から離れるために巨人殺しの技術を高めていること” について話をした。
「仕方ないよ。ウォール・マリア崩壊以前の立体機動術は少数派の調査兵団にしか必要とされていなかったから、それだと立体機動術は衰退しちゃうんだ。だから内地に……」
アルミンがここまで話し出すと長いなぁと苦笑いが溢れた。そんな時、横から立体機動の話をするジャンの声が聞こえてきた。
「そんな時は一瞬だけ強めに吹かせばいい、そうやって慣性を利用した方がガスの消費は少なくて済む」
そんなガスの事なんか考えてもいなかったけど、外だと命取りになるのか。速さだけ求めて吹かしすぎないようにしないと……
「簡単に言ってくれるよ」
「まぁ、誰にでもできるわけじゃあねぇだろうな。覚えておいて損はないぜ！憲兵団に入りたいならな！」
チラッとミカサを見ながら話すジャン。
「あぁ、入れたらいいなぁ。王の近くでの仕事なんて、こんな光栄なことはない」
「おい！マルコ！」
ジャンはマルコの頭を叩く。マルコは叩かれた勢いで飲んでいたものが出てしまい、口の周りに付いた。
「お利口ぶらないで言えよ。本音を憲兵団に入るのは内地での安全で快適な暮らしが待ってるからだろうが！」
「そんな！少なくとも僕は――」
「内地が快適？」
エレンもジャン達の会話を聞いていたのかマルコの言葉を遮った。
「あ？」
「ここだって5年前までは内地だったんだぞ」
「何が言いたいんだ、エレン」
あー、また始まったよ。エレンとジャンの言い合いが……
「ジャン、内地に行かなくてもお前の脳内は快適だと思うぞ」
そんなエレンの言葉に私や他の周りの人もクスッと笑った。
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すず(プロフ) - なにこのおもしろそーなの！読ませて頂きます！！ (8月9日 0時) (
レス) id: 31af31f23c (このIDを非表示/違反報告)
燈-tomo-(プロフ) - ゆくさん» コメントありがとうございます！気づけませんでした……、教えていただきありがとうございます！修正させていただきました！ (5月19日 14時) (レス) id: 565a7f0be0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆく(プロフ) - 楽しく読ませて頂いてます！#22 -絶望の中で鈍く光る-03の会話にある「奪略者よ。開拓地の移動を願ったの」の所ですが【脱落者】ではないでしょうか？？指摘が間違っていたら申し訳ないです。。 (5月19日 13時) (レス) @page25 id: 3907a8f32c (このIDを非表示/違反報告)
燈-tomo-(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます！正しい内容に修正しました！ (2023年3月20日 9時) (レス) id: 565a7f0be0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 見させてもらってます！12話と13話が同じ内容になってます！ (2023年3月20日 9時) (レス) @page14 id: b0eae5c7d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈-tomo- | 作成日時：2023年1月15日 22時
