#138 -敗者達-22 ページ6
リヴァイside_
Aに言われた先に進むと、そこにはエレンの姿はなく、頭のないエレンが巨人化した体は項がかじり取られていて蒸発している途中だった。
そして、その先に進むと黒髪の女が女型に襲いかかっていたがそれを止める。
「一旦、離れろ」
女に状況を聞くと、女はエレンは生きていると言い切った。
「そもそも、貴方がエレンを守っていればこんな事にはならなかった」
振り返って顔を見る。その言葉を聞いて審議所でAと共にいた事を思い出した。
「そうか、お前はあの時のAとエレンの馴染みか……。
目的を１つに絞るぞ。まず、女型を仕留めることは諦める」
「ヤツは仲間をたくさん殺しています」
「皮膚を硬化させる能力がある以上は無理だ……。俺の判断に従え。エレンが生きていることに全ての望みをかける。やつが森を抜ける前に救い出す」
その後、女に俺が削ることと注意を引くように言い、女型に向かう。
女型はこっちに気づいたのか、振り返ってくると殴りかかってくるが、その腕を斬りながら顔に近づく。そして、目に刃を突き刺した。
その後は硬化をさせる隙を与えないように何度も何度も斬りつける。
そして、項を隠していた手が落ちた時に女が女型に向かうのが見えた。
「よせ！！」
女型と女の間に入り、女を押して助けたが、女型の腕に足をぶつける。
「っ！」
そのまま、女型の両頬を斬り、開いた口からエレンを救い出した。
「おい！ズラかるぞ！」
「エレン！」
女はエレンを心配そうに見た。
「たぶん、無事だ。生きてる。汚ねぇが……、もう奴には関わるな撤退する。作戦の本質を見失うな。自分の欲求を満たす事の方が大事なのか？お前の大切な友人だろ」
そう言って女型から離れて後ろを振り返ると女も納得したのかついて来ていたが、その後ろには女型が涙を流しているのが見えた。
「――エレンは任せた。俺はAを迎えに行ってから後を追う」
「っ！Aに何かあったのですか！？」
「怪我をしてるだけだ。死んではいない」
そう言って女にエレンを預けてAの元に向かった。
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燈-tomo-(プロフ) - 月さん» ありがとうございます！アニメも完結したので、少しずつ更新していきますね♪ (11月6日 18時) (
レス) id: 565a7f0be0 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 実は前から密かにファンです(*´˘`*)燈さんのペースで更新楽しみにしてます( ˆ ˆ )/♡ (11月5日 21時) (レス) @page6 id: 0625cd64d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈-tomo- | 作成日時：2023年10月9日 21時
