#151 -朝-＊ ページ20
リヴァイside_
目が覚めると、いつの間にか向き合う体勢になっていたのだろう。少し下を向くとAの顔があった。
時計を見ると、いつもより遅い時間だが、まだ仕事まで時間がある為、体勢を変えずに調査兵団に入って初めてからの二度寝をした。
――――――――――
Aside_
瞼を開けると、壁ではなく、リヴァイの体が目の前にあった。、少し顔を上げるとリヴァイの顔があった。
こんな向き合った体勢で恥ずかしくも思うが、リヴァイの寝顔が見れて嬉しく思っていると、ドタバタと足音が聞こえると思ったら扉がバンっと開く。
この感じ――
「リヴァイ！エルヴィンから聞いたよー、Aも次の……え？」
やはり前回同様、ハンジさんがノックもせずに入って来た。
リヴァイとハンジさんの2人の関係は何なのだろうと疑問にも思うが、ハンジさんの事だから気にしたら負けだと考えるのをやめた。
『ハンジさん、おはようございます』
「うるせぇな」
『あ、リヴァイ。おはよう』
リヴァイはハンジさんの声を聞いてゆっくり起き上がった。
「入ったら、まずかったかな？」
『問題ないですよ。それより、リヴァイに用があって来たんじゃないんですか？』
私はそう言いながら、部屋から出ようとベッドから降りる。
「いや、ちょうどよかった。Aにも関係あるから一緒に話を聞いてくれ」
私はそれを聞き、ソファに腰掛けた。
「それで、なんだ？」
リヴァイもベッドから起きて準備をしつつ話を聞く。
「エルヴィンからAも次の作戦に参加すると聞いてね。
Aの怪我の具合を見るのと、怪我の治りが異常に早いのも気になったから、Aに予定がないか確認しようと思ってね」
今日の予定は知らないのでリヴァイを見る。
「特に予定はない」
リヴァイがハンジさんに言った。
『もう診るほどではないので、大丈夫ですよ』
そう言いながら腕を回すと、リヴァイは睨んできた。
『えーっと、とりあえず診てもらいます』
「けど、リヴァイがこんな時間で寝てるのも珍しいね。
いつもはもっと早く起きて優雅に紅茶を飲んでるのに」
『え？』
「寝不足のリヴァイが寝れたなら、よかったよ。A、この後、医務室に来てくれ」
『わかりました』
ハンジさんは私の返事を聞くと「じゃあ、お先に失礼するよ」と笑顔で部屋を出て行った。
『じゃあ、私も部屋に戻って準備してハンジさんの所に行くね』
「あぁ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 746人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
燈-tomo-(プロフ) - 月さん» ありがとうございます！アニメも完結したので、少しずつ更新していきますね♪ (11月6日 18時) (
レス) id: 565a7f0be0 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 実は前から密かにファンです(*´˘`*)燈さんのペースで更新楽しみにしてます( ˆ ˆ )/♡ (11月5日 21時) (レス) @page6 id: 0625cd64d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：燈-tomo- | 作成日時：2023年10月9日 21時
