#144 -慈悲-24 ページ12
Aside_
「Aの言う通り、アニが出したのはマルコのだ。だから、追求を逃れる事が出来た」
私が少し口を挟むとアルミンは少し驚いたが、話を続けた。
「はぁ？2人とも何言ってんだ。どうしてマルコが出てくる」
「わからない」
「見間違いじゃないのか？」
「いや、あれは確かに見覚えが…」
アルミンとエレンが言い合いを始めた。
「おい、ガキ。それはもうわかった、他に根拠はないのか？」
そんな様子にリヴァイが口を挟んだ。
「ありません」
アルミンはリヴァイの質問に答えた。
「アニは女型と顔が似てると思います」
そのミカサの言葉を聞いてエレンは立ち上がる。
「はぁ、何言ってんだ！そんな程度の根拠で――」
『もう1つ、おかしな話かも知れませんが、私が女型と戦った時に女型が力を緩めた様に感じました。
私にトドメを刺すことは出来たはずなのに、生きてます。それは、アニに良心が残っていたから、仲の良かった私は生き残ったのかと』
エレンは私の言葉を聞いて俯いた。
「つまり証拠はねぇが、やるんだな？」
「証拠がない？なんだそれ、何でやるんだ？どうするんだよ、アニじゃなかったら」
リヴァイの言葉にエレンが私やアルミン、ミカサの方を見て問いかけた。
「アニじゃなかったら、アニの疑いが晴れるだけ」
ミカサはエレンの方を見ずに答えた。
「そうなったら、アニには悪いと思うよ。でも、だからって何もしなければエレンが中央のヤツの生贄になるだけだ」
アルミンはエレンの方を見た。
「アニを疑うなんて、どうかしてる」
エレンはアルミンから顔を逸らして言った。
「エレン、アニと聞いた今、思い当たることはないの？」
ミカサの言葉にエレンは何か思い当たる事があったのか目を見開いた。
「女型の巨人と格闘戦を交えたのなら、アニ独特の技術を目にしたりしなかったの？」
ミカサがエレンを問い詰める。
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燈-tomo-(プロフ) - 月さん» ありがとうございます！アニメも完結したので、少しずつ更新していきますね♪ (11月6日 18時) (
レス) id: 565a7f0be0 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 実は前から密かにファンです(*´˘`*)燈さんのペースで更新楽しみにしてます( ˆ ˆ )/♡ (11月5日 21時) (レス) @page6 id: 0625cd64d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈-tomo- | 作成日時：2023年10月9日 21時
