#143 -慈悲-24 ページ11
Aside_
「作戦の決行は明後日、場所は我々が王都に召喚される途中で通過するストヘス区だ。ここが最初で最後のチャンスとなる。
ココを抜ければエレンは王都に引き渡され、壁の破壊を企む連中の追求も困難になるだろう。
ひいては、人類滅亡の色が濃厚となる。我々はこの作戦に全てを賭ける。作戦はこうだ……」
エルヴィン団長は作戦を説明し始めた。
作戦はエレンを囮にして地下通路に目標を誘き出す。
もしも、目標が巨人化しても動きを封じ込めると言う作戦だった。
地下通路に入る前に目標が巨人化した場合はエレンが対応することになる……。
「はい。それで肝心の目標はストヘス区にいることは確実なんですか？」
「あぁ、目標は憲兵団に所属している」
エレンの質問にエルヴィン団長が答えた。
「憲兵団に？」
「それを割り出したのはアルミンだ」
エルヴィン団長の言葉を聞いて、私もエレンもアルミンの方を見た。
「曰く女型は生捕りにした2体の巨人を殺した犯人と思われ、君たち104期訓練兵の同期である可能性がある」
エルヴィン団長の言葉に私は拳を握った……。その言葉で私の考えていたことが核心に近づく。
「ちょ、ちょっと待って下さい。104期って」
エレンも動揺を示した。
「その女型の巨人と思わしき女性の名は……、アニ・レオンハート」
「アニが女型の巨人？……なんで？……なんでそう思うだよ、アルミン」
エルヴィン団長が言うことを信じれないエレンは割り出したと言うアルミンに問いかけた。
「女型の巨人は最初からエレンの顔を知っていた……。それに同期しか知らないはずのエレンのあだ名 “死に急ぎ野郎” に反応を見せた。
何よりも大きいのは実験体だったソニーとビーンを殺したと思われるのがアニだからだ」
「なんで、そんな事がわかる？」
「あの2体の殺害には高度な技術が必要だから使い慣れた自分の立体機動装置を使ったはずだ」
「あぁ、だから装置の検査があったろ、アニは引っかかってない」
『それは検査の時に出したのは、アニ自身のを使ってないからだよ……』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 746人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
燈-tomo-(プロフ) - 月さん» ありがとうございます！アニメも完結したので、少しずつ更新していきますね♪ (11月6日 18時) (
レス) id: 565a7f0be0 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 実は前から密かにファンです(*´˘`*)燈さんのペースで更新楽しみにしてます( ˆ ˆ )/♡ (11月5日 21時) (レス) @page6 id: 0625cd64d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：燈-tomo- | 作成日時：2023年10月9日 21時
