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*ツヤツヤのどんぐり* ページ37

今日は太陽が雲に隠れており、温度は少しばかり低い。

だが、この季節にこの涼しさはなんとも過ごしやすい日だ

蝶屋敷を訪れ、治療をしてもらい満足気なAは中庭へと足を向かわせる


「ぐわはははは!!猪突猛進ーっ!!」


庭の木に頭突きをして、高らかな笑い声を響かせる伊之助の姿がAの目に移った


『伊之助さ〜ん。こんにちは〜』


縁側に座り、伊之助に手を振る
すると伊之助は、Aがいる方向に駆け寄って行った


「よぉ!天丼!!俺様の見事な頭突きを見たか!?」


猪頭の被り物をガバッと脱ぎ、興奮してAに問う
瞳をキラキラさせて、鼻息を荒くしている伊之助を、微笑ましく思う


『すごいです〜。流石、親分ですね〜』


わぁぁと褒め称えなが、伊之助に拍手を送る
伊之助は、ホワホワしたように嬉しそうに頬を緩める

隣に腰を下ろす

「紋次郎がな、俺に頭突きをした事があるんだぜ。
すんげぇ頭に響いて、とにかくやばかった…。

だから、俺も負けねー様に頭突きの練習してるんだ!!」


いや可愛いかよと、Aは心でしみじみと感じる。
そして、伊之助の頭を丁寧に撫でる

『そうなんですね〜。額を怪我しないように気をつけてくださいね〜』

そう伝えると、Aは額に口付けをする。
距離感がバグっている伊之助とAは、今にも鼻と鼻がくっつきそうな距離にいる。

傍から見たら恋仲の様だろう


「おう……
あ、そうだ!!!お前にコレやるよ!!」


勢いよく立ち上がり、Aの方に体を向ける
ポケットから何かをゴソゴソと漁っている

すると、


「手を出しやがれ!」

『はい、どうぞ〜』


Aの掌には輝きに満ちたドングリが一つ置かれた


「裏山で見つけて、俺が磨いた!!凄いだろ!」

『とても綺麗なドングリです〜……
ありがとうございます。伊之助さん』


「おう!Aのために拾ってきたんだぜ!」


『そうなんですね〜!
今度、一緒にドングリ探しに行きましょ〜』

「っっ〜!おう!!!」





大正コソコソうわさ話

「Aさんは、伊之助扱いをよく分かっているな」

「あの猪頭、Aさんのこと大好きすぎるだろ」

終わり ログインすれば
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設定タグ:鬼滅の刃 , 五十嵐夏目 , 二次創作   
作品ジャンル:アニメ
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フレフレ組尊い(プロフ) - 話し方が無理 (2020年6月25日 12時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐 夏目(プロフ) - ぴぇんさん» 分かりました。リクエスト承りました (2020年6月8日 21時) (レス) id: 1227add740 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぇん - 返信ありがとうございます!リクエストなんですが柱の飲み会…みたいな感じがみたいです!よろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ (2020年6月8日 20時) (レス) id: cc6da06cf4 (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐 夏目(プロフ) - ぴぇんさん» ありがとうございます!地道に更新していきます笑 (2020年6月7日 20時) (レス) id: 1227add740 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぇん - あ、好きこれからも応援してます!更新頑張ってください! (2020年6月7日 16時) (レス) id: cc6da06cf4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五十嵐 夏目 | 作成日時:2019年9月9日 2時

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