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Murder on D street ─4 ページ44

Aside


太宰「しかし安心したまえご麗人!稀代の名探偵が必ずや君の無念を張らすだろう!ね、乱歩さん?」


『うぉ』


今までうずくまっていた太宰さんが突然顔をあげたので変な声が出てしまった


江戸川「ところが僕は未だ依頼を受けていないのだ。名探偵いないねぇ、困ったねぇ」


そういうなり、乱歩さんは一人の警官に声をかけた


江戸川「君、名前は?」


警官「え、じ、自分は杉本巡査です。殺された山際女史の後輩であります」


乱歩さんは彼の肩に腕をポンとおくと


江戸川「よし、杉本君!君が今から名探偵だ!!60秒以内にこの事件を解決しなさい!!」


杉本「へぇ!?い、いくらなんでも60秒は…」


江戸川「はいあと50秒〜」


あわてふためく杉本さんを見ているとなんとなくいつもの敦のように見えた


『なんか、似てるね、杉本さんと君』


敦「やっぱり?」


『うん』


考えている杉本さんを横目に私は遺体を観察する


胸に3発

化粧をしていない


杉本「そ、そうだ!山際先輩は政治家の汚職疑惑それにマフィアの活動をおってました!!」


へぇ…マフィアねぇ…


杉本「そういえば、マフィアの報復の手口に似た殺し方があったはずです!もしかすると、先輩は捜査で対立したマフィアに殺され_」

 


 

違う


 

 


太宰「__違うよ」


太宰さんが遮るように云った


太宰「マフィアの報復の手口は身分証と同じだ。細部が身分を証明する。
マフィアの手口はまず、裏切り者に敷石を噛せて後頭部を蹴りつけて顎を破壊。激痛に悶える被害者をひっくり返して胸に3発」


へぇ。ここのマフィアはそういう感じなんだねぇ。私もうちょっと惨いの知ってる
なぜかって?目の前で見た


杉本「た、確かに正確にはそうですが…」


『私も違うと思う』


本当はもうこんなこと話すつもりはなかったけど、特別に教えてあげよう
クソ兄貴が考え、実際に行った報復のしかたを


『本当に裏切り者を排除したいのならこんな胸に3発だけうつような生ぬるい方法じゃダメだ。それと、2度と裏切り者を出さないようにするための見せしめも必要』


クソ兄貴は、狂っていた


人の命をうばうことを楽しむやつだった


しかし、そういう私も自らそれを手伝い


人を殺してきたのだが



────────

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素敵帽子くん - 続編へ! 話すなら#2でェ!! (2020年7月7日 8時) (レス) id: a7283ddb7a (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子くん - 無継さん» ありがとうございます! いま、急展開です。  (2020年7月7日 8時) (レス) id: a7283ddb7a (このIDを非表示/違反報告)
無継(プロフ) - 素敵帽子くんさん» はい。設定が細かくてここまで設定を細かくできて凄いなぁ。って思いながら読んでました (2020年7月5日 19時) (レス) id: fbd5b2b374 (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子くん - 無継さん» いや、読んでくださいました?? (2020年7月5日 19時) (レス) id: a7283ddb7a (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子くん - 無継さん» 私の 俺は君に惚れた。 読みました? (2020年7月5日 19時) (レス) id: a7283ddb7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無継 | 作成日時:2020年4月28日 19時

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