初めて恋をした日に読む話 3

episode 4-21 ページ5

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合宿中の匡平くんがおかしい。

隣で並んで歩いていれば

"背が小さくて可愛い"

と言われ、道路側を歩いていた私を抱きよせて

"車危ないから"

なんて言われたり。

そんなことを考えながら昼食を食べていると隣で座っている匡平くんと目が合った。

匡平「ついてる。」

そういって私の口元についているご飯粒を取ってもらってしまった。

美香「2人ともお昼ご飯全然食べてないじゃーん！」

私たちの元に来て言う美香ちゃん。

『なんか食欲なくて…。』

匡平「俺も…。」

美香「…じゃーんっ！
海にはまだ早いけど、プールはあるって言うからっ！
どうっ？」

そう言って見せたのは水着姿だった。

その瞬間、美香ちゃんは"くしゅん！"とくしゃみをした。

匡平「寒そ…。」

美香「あっためて〜っ！」

そういって美香ちゃんは匡平くんに近寄るも呆れた表情を見せる匡平くん。

美香「ねえ、女子高生だよ？ピッチピチだよ？ねえどっか悪いんじゃないの〜っ！」

『お腹冷えるよ美香ちゃん…？早く着替えておいで？』

美香「もう〜っ！」

美香ちゃんはぷうっと頬を膨らませて渋々着替えに行った。

匡平「俺どっかおかしいのかな。」

『ん〜…、男子としては健康的では…』

匡平「俺健康だよ？
Aだったら迷わずいってる。」

『…よしっ、またテストあるから！頑張ろうっ！！』

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