濡羽色審神者の本丸。【刀剣乱舞】

3,たいへん良く分からない。 ページ4

こ「主様は、"審神者"をご存知ですか？」

『聞いた事はありますけど…良くは知りません。』



"審神者"とは……。国家公務員として認められて…という事しか正直知らない。

昔からあるらしいが、上の人間にしか関係がなく一般人は知る必要もない…という感じだ。

何をしている仕事なのかも、何をするのかも何も知らない。



『それで、その話を出すということは…まさか、審神者になれとか言いませんよね？』

こ「流石は主様でございます！」



こんのすけが嬉しそうに首を縦に振ると鈴の音がなる。



こ「さぁさぁ！主様！立ち話もなんですから、中でお話しましょう。」




着いてきてください。と言うこんのすけの後を黙ってついていくと、それは立派な建物が目の前にあった。


こ「本丸にございます。貴女様のもので御座います。」



その言葉と共に、重たそうな門が開いた。
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中に入ると、広い部屋に座布団が二つ用意されていた。


こ「主様。お座り下さいませ。」

『ありがとう…ございます…』



先程から驚きが多すぎて声が出ない。

用意された座布団に座ると向かい側にこんのすけが座った。



こ「主様…大丈夫ですか…？」
『たいへん…良く分かりません。』


空を見つめながら言う私にこんのすけは「そうですよね…」と言って謝った。

多分こんのすけが悪いのではないので、とても悪い気持ちになったが、気持ちの行き場がない。




こ「では…説明させていただきます。」

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