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11,主の為に。 ページ12

これは過去の話。

1人の少女の幸せな本丸が終わるまでの…お話。

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『こーんのすけ』

こ「なんでございましょう?主様!」


本丸に少女の明るい声が響く。


『フヒヒッ。』


彼女特有の笑い方がこんのすけは好きである。

ゆっくりと。少女の膝で時を過ごす。
首元には、赤いリボンと鈴が。


こんのすけはこの時間が大好きだ。


夕日に照らされ、輝く濡羽色の長い髪も。水縹色の瞳も。優しい声も。

主の全てが大好きであった。



乱「主さ〜ん!今日は僕達と寝るんだよね〜!」

乱藤四郎の声と共に、粟田口の短刀が布団を運んでくる。


こ「あっ!こらっ!またですか!」

乱「あっ!こんのすけ!」

『ふははは!』


何気ない毎日が、皆大好きであった。
少し貧乏で、刀の数も少なかったが、とても、強い本丸だった。


本当にこの本丸が、主が大好きだったのだ。
この時が止まってしまえば良いのにと。
何度も、誰もが思った。






しかし。幸せは長くは続かなかった。






戦いの途中で主は病気で亡くなってしまったのだ。




主の事が大好きだった刀剣たちとこんのすけは主の「また、会えるから。」という言葉を信じて、主の来世まで本丸を守り抜いた。

下を向かず、前を向いて。



しかし。




特に主に情を寄せていた加州清光は、自ら刀に戻ることを望んだ。

主の死を受け止めきれなかったのだ。




それにつられるようにして、初期刀の歌仙兼定、山姥切国広、蜂須賀虎徹、陸奥守吉行も刀に戻ることを望んだ。


理由は、初期刀として。

主と、1から始められたらと言うことであった。









そして、未来を信じて、1つの本丸日和が幕を閉じた。

12,なんでだろう。→←10,久しぶりだね。



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まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2020年3月28日 21時) (レス) id: 161c6e3e4c (このIDを非表示/違反報告)
柊花(プロフ) - 夏終朝凪さん» お返事遅くなりました(´TωT`)すみません!ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年11月30日 17時) (レス) id: 8d4279d0fb (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - 続きがすごく楽しみです!とても面白いです!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます(*´▽`*) (2019年9月21日 19時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊花 | 作成日時:2019年5月4日 17時

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