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伊弉冉一二三編 君の酸素で息をするEp3 said Hifumi ページ20

「ねぇねぇ独歩!Aちゃんってお菓子とか好きかな。」
「あ?あー、明日の見舞いに持ってくの?先生も言ってたが単なる検査入院だろ?そこまで気を遣わなくても良いんじゃないか?」
「駄目だね独歩ちん!ダメダメだよ!思いやりがないよ!一人寂しく病室にいるんだよ?お菓子を持っていけばお茶ができるしお話もできる!つまり!寂しく病室にいるあの子に寂しい思いをさせない為だよ!ホント独歩は鈍感だねー。」
「え、なんで俺、こんなにディスられてんの?客観的な意見を述べただけなのに…。」

ブツブツと悲観的な言葉を呟く独歩を尻目に
明日持って行くお見舞い品を考える


「…珠久里ならあまり甘い物は好きじゃないよ。会社でもコーヒーは絶対ブラックだし。」
「!…サンキュー独歩!やっぱ持つべきものは親友だね!」
「その代わり、って言うのもなんだけどさ。」
「うん?何々?どったのー?」
「アイツ、最近何か考え込んでてさ。出来れば相談に乗ってやって。ヘタに長い付き合いの友達よりお前の方が話しやすいだろうし。…まあ、俺の杞憂かもだけど。」
「独歩が!ちゃんと友達を思いやってる…!」
「…うるせぇ。」

独歩は、寝ると言ってソファーに寝そべる





「よしっ!じゃあ、ちゃちゃっと作るか!」









翌日

「じゃあ行ってくるね!」
「おー…って、スーツは?」
「うーん…。今日はいーや。」
「へぇー、なんでまた。」
「あの子にはありのままの俺で会いたいから。」
「ふーん。」
「聞いておいて反応うすい!ひふみんの一世一代の覚悟を!」
「此処で使うのか一世一代。」









それから彼女に凄い、偉いと誉め殺しされていてお見舞い品を出すタイミングを見計らっていた


「あ、あのAちゃん。俺、料理とか得意でね!Aちゃんの為にお菓子作って来たんだ!」
『え!?家事も得意なんだ…。女子力高いね…。』
「えー?あんまし嬉しくねー。」

「じゃん!ブラマンジェー!!初めて作ってみたけど上手く出来てよかったー。」
『は、初めてなの?…一二三君、是非私のお嫁に来て。』
「え、えぇぇぇぇ!!?」
よ、嫁!?つまり結婚!?

『私、お茶の用意をしてくるね。』

「け、けけけ、結婚とかまだ早いと思うな!?まだ出会って2日だし!つ、付き合ってないし!そもそもまだお互いの事全然知らないし!まだ俺っちの心の準備が…!」

『お待たせー。あれ、大丈夫?顔が茹で蛸みたいになってる。』
「Aちゃんのせいだよ!!!」

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おこめ(プロフ) - 犬田さん» コメントありがとうございます!ほわぁっ!?こんな駄作を面白いと評価していただいてありがとうございます!ご期待に添えるよう頑張ります! (2019年12月11日 7時) (レス) id: 59f0fac7fa (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - タイトル見てすっ飛んできました。新鮮なお話でめっちゃ面白いです~!これからの展開が物凄く気になります。更新応援してます! (2019年12月10日 23時) (レス) id: 4889f7f66e (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 猫腹さん» コメントありがとうございます!凄く励みになります!頑張りまぁっす!! (2019年12月7日 20時) (レス) id: 59f0fac7fa (このIDを非表示/違反報告)
猫腹(プロフ) - 初コメ失礼します。凄く好きです、頑張ってください (2019年12月7日 19時) (レス) id: 437f4e7ef6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おこめ | 作成日時:2019年12月5日 23時

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