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リュウセイの目線の先には命乞いをする残党。
仲間の亡骸をかかえて許してくれと泣き散らすその姿からは戦意は一切感じられない。
俺らはもともと殺しはやらない集団やから、こんなに死におびえる人間を見るのは久しくて体が硬くなるのを感じた。
『うちの頭はお前にいまさっきやられたっ!!生き残りも、俺と、片手で数えられる程度だっ!ファミリーは壊滅状態っ!もうにどとっ、お前らにたてつこうとなんてしないっ、だから…!』
それに続く言葉はなかった。
リュウセイがなんにもためらわずに引き金をひいたから。
何が起こったのか全く理解ができない。
感情の起伏が穏やかなあの姿からは想像できないその姿に全員があっけにとられた。
必死の命乞いもむなしく、眉間を撃ち抜かれた仲間を目の当たりにしてどこかに隠れている残党の一人が悲鳴を漏らした。
そのかすかな声も見逃さずに、迷うことなくそちらへ足を進め始めたリュウセイの背中を慌てて掴んだ。
「おいっリュウセイ!もうやめろって!」
青「離せ、殺さなきゃこっちがやられんねん。」
「んなことないって!もう向こうはやりあう気ないんやから!おいリュウセイ!!」
邪魔だと言わんばかりに俺の腕を振り払おうと激しく体を動かすリュウセイ。
振り払われるっ!
そう思った瞬間リュウセイの体が俺の視界から消えた。
紫「いいかげんにしろ、だるい。」
心底うんざりしたように言い放ったはまちゃんがリュウセイを殴ったからだった。
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茶豆(プロフ) - 紫ジャスミンさん» ありがとうございます!これから桃色さんのかっこいいところを書けるように頑張ります笑 (2020年6月17日 15時) (レス) id: 09fa63e01c (このIDを非表示/違反報告)
紫ジャスミン - のんちゃんやばいです!もっとかっこいいのみたいです(笑)更新頑張ってください! (2020年5月11日 18時) (レス) id: 710cc38e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茶豆 | 作者ホームページ:http://kageroupurozixekuto
作成日時:2020年5月10日 21時