検索窓
今日:7 hit、昨日:12 hit、合計:90,724 hit

ページ24

リュウセイの目線の先には命乞いをする残党。


仲間の亡骸をかかえて許してくれと泣き散らすその姿からは戦意は一切感じられない。


俺らはもともと殺しはやらない集団やから、こんなに死におびえる人間を見るのは久しくて体が硬くなるのを感じた。



『うちの頭はお前にいまさっきやられたっ!!生き残りも、俺と、片手で数えられる程度だっ!ファミリーは壊滅状態っ!もうにどとっ、お前らにたてつこうとなんてしないっ、だから…!』




それに続く言葉はなかった。

リュウセイがなんにもためらわずに引き金をひいたから。



何が起こったのか全く理解ができない。
感情の起伏が穏やかなあの姿からは想像できないその姿に全員があっけにとられた。



必死の命乞いもむなしく、眉間を撃ち抜かれた仲間を目の当たりにしてどこかに隠れている残党の一人が悲鳴を漏らした。


そのかすかな声も見逃さずに、迷うことなくそちらへ足を進め始めたリュウセイの背中を慌てて掴んだ。



「おいっリュウセイ!もうやめろって!」


青「離せ、殺さなきゃこっちがやられんねん。」


「んなことないって!もう向こうはやりあう気ないんやから!おいリュウセイ!!」



邪魔だと言わんばかりに俺の腕を振り払おうと激しく体を動かすリュウセイ。


振り払われるっ!


そう思った瞬間リュウセイの体が俺の視界から消えた。


紫「いいかげんにしろ、だるい。」


心底うんざりしたように言い放ったはまちゃんがリュウセイを殴ったからだった。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (196 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
645人がお気に入り
設定タグ:ジャニーズWEST
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

茶豆(プロフ) - 紫ジャスミンさん» ありがとうございます!これから桃色さんのかっこいいところを書けるように頑張ります笑 (2020年6月17日 15時) (レス) id: 09fa63e01c (このIDを非表示/違反報告)
紫ジャスミン - のんちゃんやばいです!もっとかっこいいのみたいです(笑)更新頑張ってください! (2020年5月11日 18時) (レス) id: 710cc38e9e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:茶豆 | 作者ホームページ:http://kageroupurozixekuto  
作成日時:2020年5月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。