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生きる意味をなくした俺はある意味無敵状態で、運ばれてきた飯に毒が混ざってようが関係なかった。
なんなら毒を盛られて死ねるならラッキーとか考えてた位や。
まぁ実際は飯にはなんにも入っていなくてただただ美味いだけのごちそうなんやけど。
ベッドの上からほぼ動かない生活を送っているだけやから腹も減らんくてせっかくの料理も最近は残しがち。勿体ないけど、勝手に飯を提供してるのはあっちやし罪悪感はあまりなかった。
橙「紫くんはいるでー」
ノックもなしに扉を開けて入ってきたのはもはや顔馴染みとなったあの八の字眉と、育ちのよさそうな中世的な顔立ちの男。
男は力を入れれば簡単に折れそうな腰を強調するようないかにもお高そうな黒のベストを羽織っていた。
殺しや盗みなんて全く縁がないと言われても何にも疑わずにうなずける様なそんな身なりの男は俺に近づくと開口一番、
黄「俺らの仲間になってくれへんか。」
なんて阿呆みたいな提案をしてきた。
冗談じゃないと鼻で笑ってやると何故か八の字眉が「今こいつ嗤った！ジュンタくん嗤われてんで!!」と まあ大きな声。
俺の方を指差しで必死で俺が鼻で笑ったとジュンタと呼ばれるそいつに訴えかけている。
当のジュンタはというとこういう事には慣れているのか興奮する八の字眉を片手で制して人の良さそうな笑みを浮かべた。
黄「そりゃ残念やなぁ。君にとっても悪い話しちゃうと思うんやけど。」
戻る場所すら無くなった俺に美味しい話なんて特に思いつかへん。
強いて言うなら楽に死ねるとかそんなもんだけ。
だからジュンタの言う言葉に特に反応をせずに次の言葉を待った。
黄「もう喋れるんやろ?お話しようや、ハマダくん。」
落ち着いた声で告げられた筈のその言葉にどきりと胸が跳ねた。
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茶豆(プロフ) - 紫ジャスミンさん» ありがとうございます！これから桃色さんのかっこいいところを書けるように頑張ります笑 (2020年6月17日 15時) (
レス) id: 09fa63e01c (このIDを非表示/違反報告)
紫ジャスミン - のんちゃんやばいです！もっとかっこいいのみたいです（笑）更新頑張ってください！ (2020年5月11日 18時) (レス) id: 710cc38e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶豆 | 作者ホームページ：http://kageroupurozixekuto
作成日時：2020年5月10日 21時
