夏祭り (ページ5)

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今日は吹奏楽部の仮入部の日。

もちろん大我と同じ日にした。

音楽室に入ると先輩が楽器を鳴らしていて

綺麗な音が響いていた。

『すごい…俺もできるようになりたい、』
「コンクール、一緒に出たいね」
『うん、絶対出よう』
「優勝…したいね」
『卒業までの目標だね』

今日から本入部もできるらしく、2人とも入る気は万端。
本入部の子は弾きたい楽器を選ぶらしく、
俺はサックス、大我はトランペットを選んだ。
大我はピアノとギターが弾ける。
吹奏楽部にはその楽器は無いため新しく勉強するらしい。
高校入ったら軽音入るのかなぁ、
どんな大我でも似合ってるな、

『北斗？』

「ぁ、ごめん」

深「えっと、吹部の部長一応やってます。深澤辰哉です。」
佐「よっ部長！！」
深「みんなからふっかって呼ばれてるので先輩とか気にせずふっかって呼んでください。吹部は上下関係無くしたいので吹部として活動する時は皆で仲良くしましょう。」

佐「およ？大我？」
『あ、さっくんだ』
「あほんとだ」

俺らの幼なじみでもあり、1個上のさっくん。

深「俺部長なの？」
渡「この前のミーティングで言われただろ」
宮「深澤部長…ねぇ、」
阿「心配でしかない」
岩「頑張れよ〜部長さん」

深「揃いも揃ってうるせぇよ笑」

トランペットとサックスは練習を一緒にすることが多いらしく、日別のパート練は同じ日にやるらしい。

『また同じだね』
「ふふ、一緒に行こうね？」
『もちろん、ママに送ってもらおうよ』
「たまには歩いていこう」
『そうだね』

自己紹介とか色々したあと、今日は解散になった。

この一瞬で少し心を開けたのが
ふっか、ひーくん、しょっぴー、だてさん、さっくん、あべちゃん。
みんなあだ名で呼べってうるさくてこう呼ぶことに。

そして大我と一緒に来たトランペットの先輩が
じゅり、こーち、しんたろ、ジェシー。

先輩たちはなんとみんな幼なじみ。

しょっぴーとだてさんに関しては生まれた病院も同じという、俺と大我みたい。

ふっかの偏見で、トランペットの先輩は原石、サックスの先輩は雪男と呼ばれていた。

「『ばいばーい』」

雪原「ばいばーい！」

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「部活、楽しくなりそうだね」
『ね。練習楽しみ。』

サックス、上手くなれるといいな