26時間睡眠 ページ27
.
K.S side
｢里見、そいつここに置いて戻っていいよ｣
｢は、無理だよ 何する気だ｣
｢教室がどうなってもいいのか｣
｢――っ、｣
悪い、A。
心の中で謝って、無事なことを祈りながら美術室を出た。
ノートパソコンを抱えた茅野を後にして。
.
.
.
『、あ れ？』
気を失っちゃったんだっけ。
体にジャケットがかかっていたみたいだった。
窓の外が暗いから、長く寝ていたわけじゃないことがわかる。
美術室、？あれ海斗は？中尾くんは？
あ、中尾くん……
色んなことを思い出してしまう。
『ｯは、』
だめだめ、落ち着かなきゃ
｢起きたか｣
『先生、』
｢里見が運んでくれてたぞ、ちなみに俺は里見にもお前にも何もしてない
教室で倒れっぱなしっていうのもなんだからな 運ばせたんだ｣
『えっと、お気遣いありがとうございます。
何も無かったことをちゃんと伝えたいのでもう戻ってもいいですか、？』
｢じゃあ、最後に。――――――――――――――。」
『え？』
.
そんな……
いや、そんなわけない。落ち着いて教室に戻った。
.
がらがらと扉を開けると、みんなこちらを見てきて。
なんでこんな 静かなの、って目を逸らしたら11時を過ぎてるのが時計で確認できた。
倒れたのは8時過ぎか…
海斗も なんも言わないのなんでだろうって思ってたけど すぐに駆け寄ってくれて。
｢A、もう大丈夫？具合は？｣
そう言って目線を合わせてくれる。
『うん、大丈夫 ありがとう。
先生には何もされなかったよ。運んでくれたのも海斗だって。』
｢何もされなくてよかった、｣
そう言って 頭を撫でてくれたけど みんなからの視線が刺さる。
『ねえ、なんかあったの？』
｢いや、……｣
｢さ！みんなもう寝よっか〜。｣
ゆづちゃん。
私、なんかしちゃったのかな
-1話 end-
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 955人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗子(プロフ) - めるさん» コメントありがとうございます！修正させていただきました！ (2019年2月25日 19時) (
レス) id: 0152fc8905 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - 香帆ちゃんの漢字が違います！ (2019年2月24日 22時) (レス) id: 522b3efdcc (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - リカさん» コメントありがとうございます！日々更新に励もうと思います、(>_<) (2019年2月20日 18時) (レス) id: 0152fc8905 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - 五月七日さん» コメントありがとうございます。お返事遅れてしまってすみません…がんばります、ありがとうございます！ (2019年2月20日 18時) (レス) id: 0152fc8905 (このIDを非表示/違反報告)
リカ(プロフ) - 面白いです!!更新楽しみにしています(^-^) (2019年2月17日 16時) (レス) id: 6d2f89e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紗子 | 作成日時：2019年2月16日 22時
