Sugar Love124 ページ26
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廉「なんすか?」
『二人に話あるから職員室まで来てくれ。』
紫「えー、今から美味いパンケーキ食い行くのに〜。
まっちゃんそれはないて。」
『早く来ねーと、見逃してやった補習やらすぞ。』
紫「廉。はよ行くぞ。」
廉「切り替えはやっ」
廊下を気ダルそうに歩く松井先生の後ろを
二人は着いてく。
紫「Aごめんっ!先行ってて!」
廉「すぐ追いつくから!」
あ「あ…うん。そしたら駅前で待ってるね。」
紫「廉、お前なんかやらかした?」
廉「は?お前とちゃうわ!一緒にすんな!」
先生の後ろでブツブツ喋ってる二人を
見送ってから昇降口へ向かった。
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文化祭の日、
紫耀と廉に告白をされてからというもの。
あの日から特に変わりはない。
前と同じように関係性も変わらないし
友情が崩れるってこともないし。
ほんと今まで通りっていうか。
まさかあれは私の夢…?なんて
思ったりもしたけど。
「はろーお嬢さんっ」
「一人で何してんのー?」
「あ、彼氏待ち?」
駅前で待ってたら柄の悪い男子高生3人に
声掛けられた。
あ「えっと…いや…」
柄の悪い人なんて自分の学校には沢山いるから
慣れてるといえば、まぁ通い続けてれば
嫌でも慣れてくるけど、他校の不良は全く違う。
「彼女一人こんなとこで待たすとか
ヒデー彼氏だな。」
あ「いや…彼氏じゃなくて…」
無駄に顔の距離が近い上に3人に取り囲まれ、
圧を感じて体が縮こまる。
「彼氏なんかほっといて俺らと遊ぼーよ。」
「俺らの方がぜってぇー楽しいから!」
あ「はっ、離してください…っ」
誰か助けて…!
通りすがりの人達は彼等と関わりたくないのか
見て見ぬフリ。
誰も助けてはくれない。
手首掴まれ、無理矢理連れてかれそうになって
必死に抵抗した。
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「なにしてんねん。」
「その手離せや。」
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作者名:rion | 作成日時:2018年11月27日 16時