Sugar Love08 ページ8
.
袋を片手にすぐに戻ってきて。
紫耀と勇太くんの後を追い、
やってきたのは誰も居ない静かな屋上。
使用されないんであろう机と椅子が
乱雑に置かれてて
二人が適当に座るから
私も空いてる椅子に腰をかけた。
あ「あっ、焼きそばパンだ。」
他にもカツサンドやコロッケパン、
玉子サンドに牛乳…
袋から取り出し、机の上に並べられてく。
紫「いつも売店のおばちゃんが俺達の分だけ
裏口に用意してくれるんよ。」
神「そ。だから俺らは特別あの争奪に
入らなくていいわけ。」
あ「なるほど。」
どうしてそうなったのか経緯が気になったけど、
それよりもお腹がさっきからうるさいから
ご飯食べることにした。
.
神「へぇ。Aはお弁当か〜」
紫「わっ、ほんまや。手作り？」
あ「うん。まぁ。」
中身が気になるのか紫耀は
身を少し乗り出して覗いてきた。
昨日から寮暮らしが始まり、
これからは自分でお弁当を作って
持参しなければいけない。
少しでも節約するためにね。
.
紫「めっちゃ美味そう！いいなぁ〜」
神「うわでた。紫耀の食いしん坊。」
もの欲しそうにジッとお弁当を見つめるから
あ「…玉子焼き…食べる？」
玉子焼きを箸で挟み、見せる。
紫「ええの？！」
あ「うん。いいよ。」
そんな見つめられると私も食べずらいもん。
目をキラキラさせて嬉しさを顔に出す紫耀は
まるで犬のよう。
尻尾が見える…
今にもちぎれそうにブンブン振ってる…
口大きく開けて玉子が口に入るのを
待ち構えてる紫耀。
そのまま玉子を入れてあげた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2197人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：rion
| 作成日時：2018年9月25日 16時
