Sugar Love06 ページ6
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本当は私も出来るなら紫耀の隣がいい。
今日初めて会ったばかりなのに
不思議と心を許している自分がいた。
他の男子と目が合わないよう視線を落とし、
小走りで紫耀の隣の席に行く。
「んだよー。紫耀のとこかよ。」
「紫耀だけずりーわ〜。」
「ちぇ。いいとこ取りか。」
また喧嘩でも勃発するのかなって思ってたけど
案外みんなあっさりしてて。
ホッと肩を撫で下ろした。
紫「お前らはガツガツいきすぎなんだよ。
Aが怖がっとることに
気付いた方がええで。」
クラスの男子達に「ばーか。」とか言いながら
今度は私の方へ振り向いて
紫「なっ？」
と頭に手を置き、
紫「けど同じクラスでよかった。
これからよろしくね。」
また私の髪をわしゃわしゃする。
男の子ってこんなにも
スキンシップ激しいものなのかな？
普段あまり男との接触がないため、
免疫がないからよく分からないけど。
紫耀の頭撫でることが凄く自然だから
男はみんなそういうことするもんだと勝手に認識した。
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予鈴が鳴ってお昼休みを知らせる。
紫「A、メシ一緒に食べよー。」
当たり前のようにお昼ご飯に誘われて
あ「うんっ」
私も素直に頷く。
紫「俺ら売店でパン買うんやけど、一緒に行く？」
あ「売店なんてあるの？」
「いつも昼メシになると焼きそばパン争奪戦だよ。」
あ「へぇ、それはすごいね。」
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作者名：rion
| 作成日時：2018年9月25日 16時
