Sugar Love49 ページ49
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『おまたせしましたー。』
程なくして運びこまれてきた
パンケーキ。
想像してたよりも遥かに大きくて
あ「わっ。ぷるぷる!」
少し動かすだけで揺れる生地。
紫「やろ!」
紫耀の言う通り、まるでプリンみたいだった。
いただきます、と2人で手を合わせてから
フォークとナイフを手にする。
スーッと一度ナイフを通しただけで
あっさり切れて、添えられてる生クリームを
付けてから口の中に放り込んだ。
あ「ん…!おっ、おいし…!!」
紫「美味ーーっ!」
表面は意外とカリッとしてて
中はふわふわすぎて噛まなくても
勝手に溶けてく。
しかも生クリームもそこまで甘ったるくないから
マッチしてて言葉にならないくらい
美味しい。
あ「初めて食べた…」
紫「まじで美味すぎる。
フォーク止まらん。」
確かにこれは手が止まらない。
大きいから一人で食べ切れるか
不安だったけど、全然一人で平らげられちゃう。
大した話もせず、目の前のパンケーキを
夢中になって2人で頬張った。
.
あ「美味しかったぁ〜」
紫「まじで美味かった〜!」
会計の時、いつも私に財布を出させようと
してくれないから今日こそは自分の分は
払おうとしたのに、
案の定紫耀に断られて一悶着起こした。
最終的、強行突破でお金を払ったら
ちょっと不服そうな顔されたけど、
私としては満足してる。
紫「今日は付き合ってもらって
ありがとう。」
あ「こちらこそだよ。
こんな美味しいお店を知れて嬉しい。」
紫「また一緒に行ってくれる?」
首を傾げ、上目遣いで聞いてくる。
その姿に不覚にも
可愛いって思ってしまった。
あ「うっ、うんっ!行く!
もちろん!!」
かっこいい時もあれば
急に可愛かったり
時折幼稚園児みたいだったり
なんか紫耀って予測不可能すぎる…。
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作者名:rion | 作成日時:2018年9月25日 16時