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Sugar Love13 ページ13
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みんな、松井先生の言うことだけは
しっかり聞いてるけど
呼び方や接し方は友達みたいで
生徒に慕われてるっていうのが見てて分かる。
信頼してるんだなぁ。
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なんて授業中、黒板に書かれてる文字を
ノートに書き写しながら考えてたら
隣からツンツンと二の腕を突かれた。
あ「ん？」
紫「ひま。」
机に頭をくっ付けて私を見る紫耀。
あ「今授業中だよ？ノートにちゃんと取らないと。」
チラチラ黒板の方気にしながら
先生に聞こえないよう小さな声で喋る。
紫「なぁ、ひま。」
あ「しっ。声大きいよっ」
それでもしつこく同じ言葉の一点張りで。
構ってちゃんなの？
ちょっとめんどくさくなってシカトを決め込んで
ノートにペンを走らせてたら今度は、
紫「なぁ、A。」
名前を呼ばれる。
あ「なに？」
眉間に皺を寄せ、ちょっと不機嫌な顔をして
横に振り向くと
紫「今日の放課後、映画行かん？」
頬杖立てて私の目を真っ直ぐ見て
突拍子もないこと言い出した。
.
心臓が思い切りバウンドする。
そして今さっきまで正常だった心臓の動きが
一気に加速して
鼓動が全身を伝った。
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作者名：rion
| 作成日時：2018年9月25日 16時
