ヴァンパイアと少女の残酷で、暖かい昔話…【蒼井翔太】

第61話 ★ 全部、消えればいい… 【過去】 ページ16

翔太｢…ｯ…！｣

誰かとぶつかった。

『あぁ！？おいテメェ…！どこ見て歩いてやがんだ！！』

…ガンつけて来たのは二十代前半の男性…。

ちょうどいい…。

翔太｢そんなきたねぇ手で、俺に触るんじゃねぇ…！死ね！｣

俺は爪でそいつの腹を裂いた。

『うわぁぁぁぁぁぁぁああ！！！！！』

男は悲鳴をあげながら死んだ。

｢しょー……たん？？｣

後ろから小さく声が聞こえて振り向くと、空がいた。

翔太｢…死ね。｣

空｢…え…。｣

俺は空の首をつかみ、首を絞め始めた。

空｢ゔｯ……！？あｯ…！？｣

翔太｢人間なんて要らない。お前らみたいな汚れた生き物は死ねばいい！！｣

空｢しょｯ…たｯ！｣

翔太｢その名を呼ぶな！！呼んでいいのはAだけだ！！｣

俺は力を強めた。その時だった…。

『はぁｯ…！はぁｯ…！…！？しょーたん！？空に、何してｯ…！…！？人が、なんで…。』

空｢…パ…パ…！｣

翔太｢…！？あ…。｣

俺は…何して…。

空｢ゲホッ…！ゲホッ…！｣

賢章｢空…！！｣

空｢へｯ…き…！｣

賢章｢平気って…！あ、しょーたん！｣

翔太｢ｯ…！｣

俺は逃げるように家へと走って帰った。

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