第56話 ★ 俺達の記憶を… 【過去】 ページ11
貴「翔太。今日も賢章君のとこ行くの?」
翔太「いや、そんな毎日言ってもあっちには迷惑だろ?」
貴「そう。」
Aは、少しほっとしたような表情をした。
翔太「…?どうした?」
貴「…ううん。翔太、最近疲れてる気がするから。」
翔太「…気のせいだろ。」
貴「…そう?」
翔太「…あぁ。」
大丈夫。俺は、疲れないはず…。
貴「…。」
翔太「…なぁ、お前から見て、俺は…。」
貴「…ん?」
翔太「…いや、なんでもない…。気にするな。」
なんなんだ…?俺の体は…老いない。不死身…。でも、俺の顔つきが変わってきて、魔力も落ちた。
いや、もう、使っていない。
翔太「なぁ、ちょっと来てくれないか?」
貴「?いいよ?」
俺はAを連れて地下へといった。
貴「ここは…。」
奥の行き止まりまで来ると大きな鉄でできた箱があった。
貴「これは?」
翔太「思い出の箱だ。…俺は、もうあまり魔力が使えない…。だから、その時が近づいてきているんだと思う…。」
貴「…最近、私を町へ連れて行ってくれないのはこういうことだったの…。」
翔太「…悪い…。」
貴「ううん?いいよ、仕方ない…。」
翔太「だから、最後、お前との出会いを、今までの思いで、これからの記憶をこの箱に詰めたいんだ。」
貴「うん!」
翔太「俺の、すべての記憶と、Aの記憶を、この箱の中へ…。」
箱に手を当ててそういうと俺とAの体から光がで、箱の中に入っていった。
翔太「…ありがとう…。」
貴「うん。」
おれはそっとAを抱きしめた。
翔太「…なぁ、今晩、いい?」
貴「…。いい、よ?」
Aは照れながらも俺の誘いを受け入れてくれた。
翔太「んッ…!チュッ…!」
軽くAにキスをしてもっと強く抱きしめた。
翔太「…上にあがろっか。」
貴「…うん。」
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水無月のぞみ(プロフ) - 続きがめっちゃ気になる!楽しみにしてるので更新頑張って下さい♪ (2020年10月1日 21時) (レス) id: 75d470a583 (このIDを非表示/違反報告)
Miki - この話大好きです!実は最初のシリーズから時々、見てて泣いてしまったんです。続きめっちゃ楽しみにしてます!更新頑張ってください!応援してます! (2017年10月15日 2時) (レス) id: 146c34130b (このIDを非表示/違反報告)
AoiMika - この話がとても大好きです!これからがとても楽しみです。 (2017年6月26日 22時) (レス) id: e10d0996de (このIDを非表示/違反報告)
AoiMika - これからの展開を期待しています。 (2017年6月26日 0時) (レス) id: e10d0996de (このIDを非表示/違反報告)
ぽやぽや - はじめまして!ぽやぽやです! いつも読ませていただいています♪ とてもおもしろくて毎回楽しみにしています。 次回もまた、楽しみにしていますね♪ (2017年5月1日 18時) (レス) id: c6da9cbc36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:
作成日時:2017年1月2日 22時