第282話 甘々〜…。 ページ7
___________________
…さっき賢章君からもらった雑誌。あれは、結婚式場とかどういう風に進めていきたいとか、そんなのがいろいろ考えてあった。
賢章君も、佳美ちゃんとということを考えているのだろうか…。いや、考えているのだろう。
貴「翔太?」
蒼井「え?あ、ごめん!考え事!」
貴「もぉ…。先つかっとくよ?」
蒼井「うん。」
A…僕、君のこと…大切にしたいんだよ。僕のものだから、もう僕しか見えなくして、本当は、2人だけでこっそりと式を挙げたい…。まぁ、みんながいるから、無理なんだろうけど…。
こんなに独欲心が強くなってるなんて…。君のこと、大切にしたいのに、君のこと…Aの事を…傷つけたらどうしよう…!
蒼井「…」
貴「翔太?」
洗面所にいると、お風呂場からAが顔をひょこっと出した。
蒼井「ごめん、なんでもないよ。」
僕はそう返してお風呂場に行った。
湯船につかると、Aが不思議そうにこっちを見てきた。
蒼井「ふふっ!どうかしたの?」
貴「…はぁー…それはこっちのセリフ…。翔太。何があったの?」
蒼井「なんでもないよ。Aのことを考えてただけ!」
貴「何よそれー…。」
蒼井「ふふっ!」
僕はAを脚の間に座らせ後ろから抱きついた。
蒼井「ん…。」
Aの項に口付けた。
貴「きゃッ!」
蒼井「チュッ…!」
貴「しょ、翔太?」
蒼井「ハァッ…!んぅッ…!」
耳、首、背中…。全然足りない…。
蒼井「もっと、したいッ…!」
僕はAを体ごとこっちに向けさせた。
貴「ちょっと…もう!どうしたの?」
蒼井「はむッ…!チュッ…!」
貴「んッ…!」
唇に口づける。でも、
蒼井「やっぱり、足りないッ!!もっとAが欲しいッ…!」
貴「翔太…。」
Aは困ったように僕の名前を呼んだ。その声さえ…そして、その表情さえ愛おしく思えてくるのはそろそろ重症か。
でも…。
蒼井「んッ…!?」
Aから、してくるなんてめったにないのに。
貴「んぅ…。チュッ…!ハァッ…!」
自分から僕に体重をかけ上からぼくを見下ろすように僕の膝の上に座ると、また口付けてきた。
蒼井「チュッ…。」
熱い…。溶けそう…。
蒼井「A…。」
貴「ん?」
蒼井「…ううん。何でもない。」
僕はそう言って微笑んだ。
第283話 凄く甘々です。ピンクがすごく入ります。苦手な方はあまり宜しくないかと…。→←第281話 男同志の内緒の話笑
68人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆるゆるるるる(プロフ) - ヴァンパイアのお話と繋がってるんですね!凄かったです!この小説を読ませていただきながらボロ泣きしていました……これからも頑張ってください!! (2017年3月22日 0時) (レス) id: 61eed14801 (このIDを非表示/違反報告)
緋澄(プロフ) - しーちゃんんん!!完結おめでとう!!!!!ラスト、すっごく良かったよ!!次のお話も読むね!! (2016年9月28日 7時) (レス) id: bdb3729c29 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゐみん(プロフ) - 完結おめでとうございます!すごく良い作品で、超愛読させてもらってました!!!!!次作も楽しみにしてます! (2016年9月19日 8時) (レス) id: d20b8ac115 (このIDを非表示/違反報告)
一松大好き - 初めまして、一松大好きと申します。完結おめでとうございます。 (2016年9月19日 5時) (レス) id: 947c26b20a (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 最先端の消しゴム(−_−;)さん» 完結おめでとうございます!詩の方も喜んでもらえたみたいで良かった〜(*´∀`)これからも友達としてよろしくお願いしますっ!アリス(・ω・) (2016年9月19日 4時) (レス) id: ad01cac25d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:
作成日時:2016年8月25日 20時