キス、された ページ23
たくにおかえりと言葉をかけられ、たくの家に入る。
通話が切れた後すぐにLINEが入ってきて
家においでと言われて重い足を引きずりながらなんとか歩いて来た。
インターホンを押すとドアが開いて私の姿を見て、たくが口の端を上げて微笑んだ。
湧き出てくる、罪悪感。
まさか、そんなことあるわけないって思ってた。
大丈夫って、軽率だったから、こうなったんだ。
優希くんは自分を意識してほしかったからした行動だって言って
普通に考えてするべきじゃなかったって反省すると
あの後すぐに何度も何度も頭を下げて謝ってくれた。
悪い人じゃないって知ってるから、責めることもできなかった。
拓「さっき、急に通話切れたけど、どうしたん」
「…いや、なんか、電波悪かった、から」
拓「そ?ならええけど、あの後数分LINE来なかったから普通に焦ったんやけど(笑)」
「ご、ごめん」
どうしよう、顔、見れない。
何も無かったかのようにするのも違うし、かといってキスされましたなんて言える訳ない。
散々たくに気を付けろだとか好意持たれてるよだとか、言われてたのに。
優希くんは悪くない、今回は完全に私のせいだ。
優希くんにそんな目で見られてるなんて思ってなかった、油断してた。
言われた時も、真剣だったけどそこまでじゃないと思ってたから「ごめんね、ありがとう」でサラッと終わるような感じだと思ってた。
拓「大丈夫?なんか、顔色悪いで」
たくが終始俯いてる私の顔を覗き込んできて、咄嗟に反らしてしまった。
だめだ、どうしよう。
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らむね(プロフ) - Aさん» そんな事言って下さってうれしい限りです(>_<)気まぐれなゆっくり亀更新ですが楽しみにお待ち下さい!! (2018年1月1日 4時) (レス) id: 64f520ad7e (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - ほんとに一番好きな作品できゅんきゅんしっぱなしです(´;ω;`)次の更新も楽しみにしてます(o^^o) (2018年1月1日 3時) (レス) id: da8fd23d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みあ | 作成日時:2017年11月8日 16時