【銀魂】不器用つんでれーしょん。２nd!

海風とお前と。 ページ4

『おまたせトシ』

土「あァ。じゃ行こうぜ」

『うんっ』









手をつないで、海岸沿いの道を２人歩いていく。


今日は付き合って初めてのデートだ。





海風に揺られる、白いワンピース。

この前俺がAに買ってやった奴だ。



『どうトシ、似合う？』


こっちを向いてワンピースの裾をつまんで持ち上げるA。

胸元の青い天然石のネックレスがその白色に映える。



今まで制服か寝間着姿しか見たことねぇ俺にとってはAの私服姿は新鮮に感じるワケで。

何よりも俺が買ってやった服をAがデートに着てきた、そのことがすげぇ嬉しかった。


Aは童顔のクセして結構スタイルが良いから、何でも着こなしてる。






土「…よく似合ってるぜ」


『本当に？良かったぁ』




涙袋を盛り上がらせて笑うA。

ぎゅっと握った手が熱くなる。







砂浜には海水浴に来た客でにぎわっていた。

そのほとんどがカップルばかり。


ここはデートスポットで有名らしい。


今までロクに女と付き合った経験が無い俺には無縁の場所だったワケだが、

Aを連れて歩いているだけで雰囲気に浸れる。



しゃがみ込んで楽しそうに貝殻や小石を集めるAに、また昔の姿が重なって見える。






＿＿＿＿＿＿＿＿やっぱこーいうトコは、変わってねェな。



自然と笑えてくる。

成長して女らしくなったAの中に、変わらねェAを見つけた気がして。









『トシ、あそこの岩までかけっこしよう』



茶色いコルクのサンダルを脱ぎ始めるA。

左右の手に片方ずつ持った。



土「遠くねぇか？

軽く100mくらいあるぞ…」



『いいから早くっ！

よーいどん！』



土「ちょっ…待てよ！」





走り出したAに、慌ててついて行く。


俺はハイカットのスニーカーを履いていて走りづらいが、

かたや裸足のAは足を取られることなくスイスイ走っていく。



土「速ェ…！アイツどんな脚力してんだ」



走っているAを後ろからずっと見ていたかったからスピード落として走っていたが、

このままじゃ引き離されそうになっちまう。



俺は全速力を出した。



さすがにAも女だ。

俺が本気を出すとすぐ追いついた。







ゴール直前でAに追いつき、両手で抱きしめる。









土「捕まえた」


『捕まっちゃった…』







抱きしめたままキスをすると、Aは少し恥ずかしがった。

可愛い子には子守をさせよ。→←俺の彼女が可愛すぎる件について。

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す