本物の王子様。 ページ20
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トシは竹刀を構えた。
高「じゃぁ、遠慮なく行かせてもらうぜ」
不敵な笑みを浮かべて高杉くんはトシに襲いかかった。
トシと高杉くんはアクション映画みたいに激しく打ち合う。
土「くっ…」
高「どうした？来いよ」
2人とも競り合って、動かなくなる。
そのとき、作り物の高杉くんの剣が折れた。
高「テメェ、なかなかやるじゃねーか…」
土「俺に勝つなんざ100年早ェんだよ！
白雪姫は返してもらうぜ」
トシは駆け寄って、私の前に立った。
土「遅くなって悪かった。
……白雪姫、お前を迎えに来た。
俺と一緒に来てくれるか？」
汗がにじんで頬に大きなかすり傷ができたトシの顔。
でも、その目だけは真っ直ぐ私を見つめていた。
『あ…あなたが本物の王子様です！
一緒について行きます』
トシはふっと笑って、アドリブのセリフを言った。
土「約束だぜ、白雪姫」
『はい！』
トシは私を抱き上げると、優しくキスをしてきた。
「「「ワァァァアアアアア！！！」」」
会場には喝采が広がる。
舞台そでからも、歓声が。
楽「くぅ〜〜！泣けるアルゥ！！」
沖「あーあ、キザなことやっちゃって」
妙「きゃぁぁ！！イイ！すごくイイわ〜！！」
私を抱き上げたまま、トシは微笑んだ。
土「……何とか成功したな」
『トシ…すごい！格好良かったよ！
ありがとう、私の王子様』
土「あァ？あたりめーだ。
俺だって…やるときゃやるんだよ」
鳴り止まない拍手の中、
トシは私をお姫様抱っこして観客席のまんなかの通路を通って出口に向かっていく。
トシの腕の中で揺られるのがすごく心地良い。
土「…A、」
『なぁに？』
土「俺……やっぱお前のこと、すげェ好きだ」
『トシ…
私も！トシのこと大大だーい好き』
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蘭(プロフ) - 初めまして！今日初めて読ませていただきました！面白過ぎて１日で読み終わってしまいました！それくらい面白かったです！これからも頑張ってください！ (2019年3月15日 20時) (
レス) id: 3b89097d51 (このIDを非表示/違反報告)
二宮 香奈(プロフ) - 黒夢屋本舗・とら吉さん» はい！頑張ります！ (2015年2月23日 23時) (レス) id: cddf2185cb (このIDを非表示/違反報告)
黒夢屋本舗・とら吉(プロフ) - 二宮 香奈さん» 今から焦らなくても大丈夫ですよ！とら吉も落ちこぼれだったけど高3の夏休みにめちゃくちゃ勉強して、成績上がったのその頃からだったので！( ｀ω´) (2015年2月23日 23時) (レス) id: c76ae452e5 (このIDを非表示/違反報告)
二宮 香奈(プロフ) - 黒夢屋本舗・とら吉さん» 本当ですか！私勉強全然できないんで、ヤバイです。 (2015年2月23日 22時) (レス) id: cddf2185cb (このIDを非表示/違反報告)
黒夢屋本舗・とら吉(プロフ) - 二宮 香奈さん» 勉強しんどいけど今からこんなこと教えたら嫌になっちゃうかもなのであえて言いません（笑）でも終われば楽しいことが沢山待ってます！ (2015年2月23日 21時) (レス) id: 802314cb62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒夢屋本舗・とら吉 | 作者ホームページ：
作成日時：2014年7月2日 22時
