危険な王子様。 ページ17
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とうとう私たちの順番が回ってきて、劇が始まった。
劇は順調に進んで半分が終わった。
楽「白雪姫、林檎はいかが?甘ーい甘ーい林檎だよ。
ひとつ食べてごらん」
『まぁ、とっても美味しそうな林檎!
おばあさんありがとう!』
楽「さぁ早くお食べ」
『あぁ美味しい!
………っう……く、苦しい……っ((ドサ』
楽「ひっひっひ…これで私が一番この世で美しいのよ…おーっほっほっほ!」
神楽、高笑いうまいな…
きっとたくさん練習したんだろうなぁ。
倒れたフリをして、少しだけ笑う。
神「あれ?かぐや姫が倒れてる!
大丈夫!?しっかりして!」
【パン!】
沖「かぐや姫じゃねぇだろィ。お前の頭が大丈夫じゃねーでさァ」
九「!!息をしてないぞ……
白雪姫が死んでる!」
新「そんな…白雪姫とお別れなんて!」
そして、王子様が登場する場面になった。
高「これが白雪姫……可哀想に、毒林檎で死んでしまったのか………」
ここで、王子様が目覚めた白雪姫を抱き起こして、2人は結婚して劇は終わる。
高杉くんは私を抱き起こした。
『ここは…?
あなたは誰?』
高「私は隣の国の王子だ。
白雪姫…あなたを一目見た時から、ずっと忘れられなかった………
ぜひ、私の妃として迎えたい」
高杉くん…今日来たばかりなのに、こんなにセリフ言えちゃうんだ。
私は慌てて最後のセリフを言った。
『はい王子様、喜んで!
私をあなたのお妃にして下さい』
良かった、終わった……
あとは王子様と一緒に舞台を降りるだけ…「それでは姫、私と誓いのキスを交わそう」
『え…?』
高杉くん、何言ってるの?
沖「…王子様にあんなセリフなんてありやした?」
神「まずいよ!晋ちゃん最初からそのつもりで…!」
会場は一気にざわめき出す。
「ウソ、本当にキスするの?」
「でもあの子固まってるよ!」
「まさか。フリだけでしょ(笑)」
高杉くんは私の肩を抱いた。
すごい力で押さえられて、離れられない。
指先で顎を持ち上げられる。
『…ぁ…っ…』
高杉くんは私だけに聞こえるように言った。
高「……今度は逃げんなよ?」
指先で、唇をなぞられる。
『や…だっ…』
嫌だよ……!
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蘭(プロフ) - 初めまして!今日初めて読ませていただきました!面白過ぎて1日で読み終わってしまいました!それくらい面白かったです!これからも頑張ってください! (2019年3月15日 20時) (レス) id: 3b89097d51 (このIDを非表示/違反報告)
二宮 香奈(プロフ) - 黒夢屋本舗・とら吉さん» はい!頑張ります! (2015年2月23日 23時) (レス) id: cddf2185cb (このIDを非表示/違反報告)
黒夢屋本舗・とら吉(プロフ) - 二宮 香奈さん» 今から焦らなくても大丈夫ですよ!とら吉も落ちこぼれだったけど高3の夏休みにめちゃくちゃ勉強して、成績上がったのその頃からだったので!( `ω´) (2015年2月23日 23時) (レス) id: c76ae452e5 (このIDを非表示/違反報告)
二宮 香奈(プロフ) - 黒夢屋本舗・とら吉さん» 本当ですか!私勉強全然できないんで、ヤバイです。 (2015年2月23日 22時) (レス) id: cddf2185cb (このIDを非表示/違反報告)
黒夢屋本舗・とら吉(プロフ) - 二宮 香奈さん» 勉強しんどいけど今からこんなこと教えたら嫌になっちゃうかもなのであえて言いません(笑)でも終われば楽しいことが沢山待ってます! (2015年2月23日 21時) (レス) id: 802314cb62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒夢屋本舗・とら吉 | 作者ホームページ:
作成日時:2014年7月2日 22時