話し合い1 ページ36
センラside
気がつくと全員分のコーヒーを入れてくれていた。ちなみに、砂糖とミルクは、ちゃんと出とったで。
船「あの、こんな話あんまりセンラもしたくないんですけど…、僕とAちゃんが一緒に住むとなればまあ、それなりにある色々問題が発生してくる訳じゃないですか?お金の面とか、学校関係とか、家事とか、僕の活動にやって関わってくるでしょうし…」
浦「それもそうだよな。やっぱちゃんと話し合わないと駄目だな」
船「ということでAちゃん、話し合い、いいですか?」
「はっ、はい。」
浦「えーと、どこから考えればいいんだ?」
島「やっぱ経済面ちゃう?1番トラブル起きやすいし」
船「そうですね。じゃあ、まず食費です。これは、2人で同じものを食べるとして、あと家賃、水道代も半分ずつもつということでいいですか?」
「はい。」
船「えーと、学校の授業料とかは大丈夫なん?」
「それは親の口座から自動引き落としなので大丈夫です」
坂「ちょっと待って。半分ずつ払う言うてもAちゃんのそのお金はどこから出てるん?」
「それは、親が生活費として置いていってくれたものと、祖母が少しづつおこづかいとしてくれていたのを貯めているんです。いずれ1人で暮らしていくつもりだったのでそのために。それに一応アルバイトしてるので」
船「あの学校ってバイトOKなん?」
「本当はダメなんですけど、『経済的な理由』と言えば学校から許可が下りるので」
船「で、電気代とガス代は1人だろうが2人だろうがそんなに変わらないので僕が全額もちます。」
「いいんですか?申し訳ないです…。」
船「ええねんって。僕こう見えてリーマンと歌い手の2足のわらじ履いてますからね」
島「せやでAちゃん。センラさんの方から誘ってきたんやからちょっとは頼らな。」
「はあ……」
自分で家事もして、部活も行って、勉強もして、おまけにバイトも行ってるなんてどんだけ自立しとんねん…。
船「バイト先ってちなみにどこなん?」
「家庭教師やってます。」
家庭教師て……ほんまいつどのタイミングで息抜き出来るんやこの子は。
船「家庭教師ってことは男の子の家にも行くんやんな?」
「行きますけど…?」
船「男には気いつけや。」
「へ?」
コテンと首を傾げる仕草は可愛いけれど……
この子、絶対何でセンラがこんなこと言うてるか分かってないよな…。
可愛すぎるやろがホンマに。
この子とおるとなんでかわからんけど余裕無くなるわ。
295人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シロマリ(プロフ) - ハチミツさん» ありがとうございます!ハチミツさんの作品楽しく読ませて頂いているのでとても嬉しいです!頑張ります! (2019年3月25日 23時) (レス) id: 733482b1be (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - コメント失礼します!とても面白い小説なので、更新楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2019年3月25日 22時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
シロマリ(プロフ) - 月雨さん» 訂正ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月24日 19時) (レス) id: 733482b1be (このIDを非表示/違反報告)
月雨(プロフ) - おこずかい× おこづかい○ですよ!更新頑張ってください! (2019年3月24日 19時) (レス) id: 13ee1e808b (このIDを非表示/違反報告)
シロマリ(プロフ) - まりあ 裏千家さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月10日 22時) (レス) id: 733482b1be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シロマリ | 作成日時:2018年12月9日 21時