Lesson3*お子様お嬢様 ページ4
朝食を食べ終えた後、
やっぱり気分がすぐれなかった私は部屋に戻った。
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A｢あーっ…気持ち悪い……｣
まだ少しアルコールが残ってるのかしら……
A｢櫻井ーっ櫻井ーっ……｣
翔｢お嬢様?どうされました?｣
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A｢頭痛薬……｣
翔｢かしこまりました、今すぐ持ってきます｣
((ガチャン))
…なんだかんだで、執事なんだよね、アイツ。
スーツもちゃんと着こなしてるし…
というより、スーツ似合いすぎでしょ。
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A｢普通にしてたらいい執事なのに……｣
翔｢それは私のことでございましょうか?｣
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…コイツ、いつ戻ってきたのかしら…
A｢……ノックしたの?｣
翔｢はい、もちろん。返事がなかったのでお眠りになったのかと思いましたが…｣
A｢…思いましたが？｣
翔｢まさか、独り言を…ましてやこの私のことを言っておられたとは…｣
そう言い、ニコニコ笑顔を向けてくる櫻井。
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翔｢お嬢様………ひとつよろしいでしょうか?｣
A｢…なによ………｣
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翔｢失礼ながらお嬢様。飲めないお酒を飲んで体調崩されるとは、お嬢様はお子様でいらっしゃいますか?｣
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…お子様??
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A｢櫻井……………｣
翔｢はい、なんでしょう?｣
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A｢クビーックビクビクビクビクビーっ!!!!!!!｣
な、なんで私がこんな執事にお子様って言われなきゃならないの!?
翔｢別に悪い意味で言ったわけではありません｣
笑いをこらえる櫻井。
それにまた……イライラする。
A｢いいえ!!今のは絶対悪い意味!!｣
翔｢お子様みたいに可愛いっていう意味だったんですよ?｣
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可愛いっていうのは知ってるわよ!!!!
でも…言われて嫌ではないものね。
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お子様っていう言葉に引っ掛かるけど。
翔｢頭痛薬ご用意しました。今日は少しお休みになられてはいかがでしょうか?｣
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何事もなかったかのように、また執事の仕事に戻る櫻井。
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なによ、散々私のこと馬鹿にしたくせに。
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頭痛薬を飲んで、少し寝ようかしら…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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ユリカ - 意外な展開で、涙が止まらなかった (2020年8月26日 18時) (
レス) id: 63aa3fa617 (このIDを非表示/違反報告)
ラブあら(プロフ) - 涙腺崩壊 (2016年12月23日 0時) (レス) id: 722bb2ae1f (このIDを非表示/違反報告)
あーさん(プロフ) - あーまさん» コメントありがとうございます！(*･▽･*)そのお言葉とても嬉しいです！ (2015年1月31日 19時) (レス) id: c427ed243c (このIDを非表示/違反報告)
あーま - 感動しました！主人公の気持ちがすごくよかったです！ (2015年1月17日 17時) (レス) id: d9ca486ac9 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん(プロフ) - 斎藤工さん» コメントありがとうございます！ドS翔さんをまた書けるときがありましたら、ぜひ書きたいですね(○￣∀￣)ﾉ (2014年8月3日 11時) (レス) id: ce8abf77c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔夏 x他1人 | 作成日時：2013年8月5日 9時
