97.悩みが1つ…sho ページ23
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社長室に入ると、社長がソファーの上で気難しそうな顔をしてた。
まあまあ座れ、と迎えのソファーに座るように言われて腰を下ろす。
だけど社長はしばらく無言のまま。
「あの、社長…」
昼まであと30分弱。
長引くのだけは避けたくて、早くしてくれと心の中で社長を急かす。
社「ああ、櫻井…。」
「…はい。」
社「実はなー…。」
「…」
社「お前、春から大阪に異動になったんだよ。」
「…えっ？」
社「大阪の方でな、人事不足で人を探しててなあ。
会議でうちからは櫻井が行ってもらうことになったんだ。」
「まじ…すか？」
社「ああ。
これは俺が決めたことじゃないから、何とも言えないんだよ。
お前にはここにいてほしいが…
申し訳ないが春から大阪で働いてもらいたい。」
「、、、。」
社「住むところはこちで手配出来るから安心しろ。」
「…はあ。」
社「悪いな櫻井。
山岡とのこともあると思うが…」
「いえ、それは…。」
社「これ、概要だから見ておいてくれ。」
思ったよりも早く終わったはずなのに、戻る時の足取りがすごく重たい。
春から大阪って…。
やっとアイツと付き合えたのに、結局すぐ離れる運命なわけ？
絶対嫌なんだけど。
俺、Aいなきゃやって行ける自信ねえもん。
毎日Aを糧に生きてるみたいなもんだし。
…じゃあどうする？
断る？
…いや、それは無理だろう。
あいつを連れて行く…？？
…だけど普通、結婚も約束してない男のために、今働いてる仕事を辞めてまで着いて行く？
…着いてきてくれる自信がない。
いろいろな考えが頭を巡って答えを出そうと必死にフル回転させるも、答えなんて出るわけなく。
あ「やっぱり怒られたんだ？(笑)」
俺のテンションで怒られたのかと勘違いしたらしいAがバカにしたように笑う。
…この笑顔をしばらく見られなくなる？
…無理。
あ「…大丈夫？」
「ああ。
ミスしたのバレてたわー。」
心配かけたくないから嘘をつく。
本当のことなんて、とてもじゃないけどまだ言えない。
話してしまったら、"それなら終わりだね"
って言われそうな気がしてならないから。
結局昼は、味っけがなく感じるAの弁当をただ喉に通すだけだった。
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翔愛 - ２日で 全部読んでしまいました笑 …ということは 恋人ごっこを頼んだ翔ちゃんは 主人公ちゃんだとわかったから 頼んだんですか…?? それとも偶然……?? 気になります……!!笑 番外編今から読みます…！ (2015年6月16日 21時) (
レス) id: 7b3b4bd63f (このIDを非表示/違反報告)
桃娘(プロフ) - ちえっちさん» はじめまして〜♪キュンキュンしてもらえて嬉しいです(´ｰ`* ))))占ツク読んだ後の現実辛いですよねー…頑張りましょ（ ｉ _ ｉ ）ww (2015年4月7日 17時) (レス) id: 33bc81f10c (このIDを非表示/違反報告)
ちえっち(プロフ) - 桃娘さんはじめまして〜!すごくｷｭﾝｷｭﾝしました♪翔くん大好きな私はこのお話しが大好きです。現実に戻ればイビキをかく旦那…甘いセリフに癒されてます。 (2015年4月5日 5時) (レス) id: 9160512918 (このIDを非表示/違反報告)
桃娘(プロフ) - ともさん» はじめまして♪ありがとうございました！機会があればまた甘々に書かせてもらいますね(〃ﾉωﾉ) (2015年3月15日 9時) (レス) id: 33bc81f10c (このIDを非表示/違反報告)
桃娘(プロフ) - 櫻宮大好きさん» 最後まで読んでいただき、ありがとうございました！そう言ってもらえると書いた甲斐がありました。本当にありがとうございました！ (2015年3月15日 9時) (レス) id: 33bc81f10c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃娘
| 作成日時：2015年2月22日 19時
