77.分かんないくらい ページ3
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翔「ああ、そのこと？」
「本気じゃない相手欲しいからいいよ、とか言ってたじゃん。
あたし聞いてたもん。」
翔「まあな。最初はもうお前を諦めようとして、少し遊んじゃえ〜みたいなノリで声かけたんだよね。
それでアイツ(後輩)と飯行ったんだけど。
その飯が美味くなくて。」
「それ、後輩ちゃん関係ないじゃん。」
翔「不味いってのは飯の味じゃなくて、誰と食べてるかってとこに意味があんだよな。
それにアイツ、品ねえし、つか喋り方ムカつくし。」
「ああ、分かる分かる。」
翔「だろ？だから飯食って帰った。」
「え、まじで？」
翔「まじで。
俺はお前と食べる飯が好きだなーとか、お前ならこれ頼むんだろうなー、って気付いたら絶対お前と比べてんの(笑)」
「…っ//」
翔「やっぱり俺しばらく諦められないのかな〜、って思ってたわけ。」
「じゃあさ、前助けてくれた時にいた女の人は…？
すっごい綺麗な人。」
翔「ああ、あれ妹。」
「はっ？！妹？！」
翔「あん時すげー酔っててさ。
あいつの家、ホテル街抜けたとこにあんのさ。
迎えに来て〜って言われて、あの酔い方であそこ通られたら絶対ヤラれんじゃん？」
「…確かに。」
絡まっていた糸が全部解けていくように、モヤモヤしてたものが綺麗になっていく。
…なんだ、全部勘違いだったんだ。
あたし、後輩ちゃんにも妹さんにも多分嫉妬してた。
気付いたら翔くんのことこんなに好きになってて、自分でも加減が分からなくなってる。
そうこうしているうちに、電車は花火大会の会場近くの駅に到着。
先に翔くんが立ち上がって、あたしに手を差し出す。
翔「ほら、行くぞ。」
その手を握り返せば、久しぶりに感じる翔くんの手。
指と指がゆるく絡まって、それだけで幸せになれる。
翔「前繋いでたのと、今とでは全然気持ち違うな(笑)」
「…そうだね？」
翔「人多いし、離れんなよ？」
「あっ、うん。」
会社から見た花火よりも確実に近くにある大きな花火が目の前で打ち上がってた。
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翔愛 - ２日で 全部読んでしまいました笑 …ということは 恋人ごっこを頼んだ翔ちゃんは 主人公ちゃんだとわかったから 頼んだんですか…?? それとも偶然……?? 気になります……!!笑 番外編今から読みます…！ (2015年6月16日 21時) (
レス) id: 7b3b4bd63f (このIDを非表示/違反報告)
桃娘(プロフ) - ちえっちさん» はじめまして〜♪キュンキュンしてもらえて嬉しいです(´ｰ`* ))))占ツク読んだ後の現実辛いですよねー…頑張りましょ（ ｉ _ ｉ ）ww (2015年4月7日 17時) (レス) id: 33bc81f10c (このIDを非表示/違反報告)
ちえっち(プロフ) - 桃娘さんはじめまして〜!すごくｷｭﾝｷｭﾝしました♪翔くん大好きな私はこのお話しが大好きです。現実に戻ればイビキをかく旦那…甘いセリフに癒されてます。 (2015年4月5日 5時) (レス) id: 9160512918 (このIDを非表示/違反報告)
桃娘(プロフ) - ともさん» はじめまして♪ありがとうございました！機会があればまた甘々に書かせてもらいますね(〃ﾉωﾉ) (2015年3月15日 9時) (レス) id: 33bc81f10c (このIDを非表示/違反報告)
桃娘(プロフ) - 櫻宮大好きさん» 最後まで読んでいただき、ありがとうございました！そう言ってもらえると書いた甲斐がありました。本当にありがとうございました！ (2015年3月15日 9時) (レス) id: 33bc81f10c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃娘
| 作成日時：2015年2月22日 19時
