同居人は有名人ｼﾙﾊﾞｰﾘﾝｸﾞと訪問者後【完結】 (ページ38)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:602,906 hit

８７．朝イチの訪問者ページ38

相『おっはよーーーーー！』

部屋に入った瞬間、明るい相葉さんの声がした。
やっぱり相葉さんだったのか…
なんて思って小さく笑ってしまった。

ニ『朝っぱらからうるせんだよ。まじなんなの？』

相『ニノ今日夕方からでしょ？』

ニ『…？仕事？そうだけど…なに？』

相『俺、今日オフなの！』

ニ『はぁ？で？』

相『野球やろーぜ！！！』

ニ『はぁ？？？？？』

不機嫌な和の声に反して相葉さんの声はテンションＭＡＸのようだ。
いっつもこんな感じなのかな？
なんて思いながら二人のやり取りをドア一枚隔てた部屋の中で笑っている…と。

相『Aちゃんも、暇ならおいでよー！』

ええ！！？？？
なんで私！！！？？？
ってか、ばれてる！ここにいるの！！？？

で、出た方がいいの？？でもこんな格好だし…
とりあえず…なんか言った方がいいの？？

パニックになった頭をフル回転させて考えていると、

ニ『ばか、叫ぶなよ。寝てたらどうすんの？』

そんな私を見すかしてか、さえぎるように和が相葉さんに言った。

相『えー？だって起きてるでしょ？さっきドア閉まる音したもん！』

ニ『…。。。』

あー、なるほど。。。
どうするべきか考えていると、

相『大丈夫だって！今出て来いなんて言わないから(笑)』

！！！！
ここにいる以前に、一緒にいたこともわかってるんじゃ…？
笑いをこらえたような相葉さんの声にそんな考えすら浮かんでしまう。
和がため息をついた。

ニ『わかったよ。場所どこ？用意したら行くから。』

相『いつものとこ！！早く来いよ！』

そう言って元気よく玄関が閉まる音がした。

そっと部屋のドアを開けると和と目があった。

　

ニ『だってさ。行く？』