..*12 ページ12
.
いつもどおり学校について
さっそく数学の教科書とノートを開いてみたけどさっぱりで
ぐるぐる脳みそが回転しまくってたら
おはよーって大きな声と一緒に相葉くん
その横には迷惑そうなもっちー
ユキ「Aおはよ」
「おはよう、相葉くんも」
雅紀「おはよ！なにしてんの？」
「…予習」
ユキ「珍しいね」
「今日あたるんだって！わたし！」
ユキ「あーそうなの？大変ね」
もっちーが前の席に荷物を置いて座る
相葉くんはそのとなり
席替えは相葉くんがずるっこしたから
みんな近く
わたしのとなりは松本くん
「もっちーわかんない！」
ユキ「大変ね〜」
「…」
あれ？
もっちーが冷たい
あからさまにいじわる
…まさか
お兄ちゃんにおめでとうって自分で言えって言ったから？
横の相葉くんと何やら楽しそうに話すもっちーに掴みかかる
ユキ「わっ！なに！」
「ひどいよもっちー！わたしは良かれと思ってアドバイスしたのに！」
ユキ「ちょっと！離せ！」
「応援してるわたしを見放すの！？」
雅紀「なんの話ー？」
もっちーのセーターをぎゅっと掴む
コラって怒られるけど知らない
「お兄ちゃんのライン聞くとか！しなよ！」
ユキ「ばかっ、うるさい！」
「うるさい？なんだとー！」
潤「朝っぱらから何やってんだよ」
横から聞こえた声に視線を動かす
わたしが前のめりでバタバタしてる姿に
松本くんは呆れ顔
「…おはよう」
潤「おはよう」
席にどかっと座って
相葉くんの挨拶にも同じように答える
わたしももっちーのことは諦めて
大人しく教科書とノートに向き合う
だって松本くんが怒ると怖いんだもん
どしたの？ってもっちーに聞いて
数学がわかんないってことをもっちーが松本くんに話しちゃう
ちら、って松本くんをみたら
どうしようもない、って言うみたいな目
潤「しょうがねえな」
「…」
潤「どこがわかんないの？」
椅子を引いて、ノートを覗き込む
教えてくれんのか！いい人！
「ここと、ここと、ここも」
潤「…」
「あとこれも」
潤「授業聞けよ」
でもなんだかんだ
怒りながらも教えてくれた
優しいな、松本くん
朝練のあとだからか
ちょっぴり汗としゃぼんのにおい
「松本くんのにおい好きだな」
潤「はあ？…なんなんだお前」
「ふふー、ありがとう」
にこーって笑ってそう言ったら
気持ち悪いって距離を取られた
やっぱ優しくないかも
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モナ
| 作成日時：2015年11月21日 13時
