19.リア充(偽) ページ21
「うっうっ…うわあぁぁあ…！！！！」
寮に帰ってきた柊先輩の第一声『うっうっ…うわあぁぁあ…！！！！』
これで驚かない人は多分いない。
突然帰ってきて、突然泣くとは…。
何があったのでしょうか。
先輩は幼馴染と出掛けるんだと言って、朝から元気はつらつだった。
しかし、帰ってきたらどうだ。この状況。
一体何があったのだろう。
「ゔぁああカルロスー！！！」
「ゔおっ…どうしたんだよ」
「ひぎゃああああ！！！」
事情を本人から聞いた。
幼馴染と出掛けていたら、中学で同じ部活だった同級生に会ったそうで。
柊先輩以外の同級生が見事に全員揃っていたのに、何故か柊先輩だけ誘われなかった。
それが悔しかったのだろう。カルロス先輩のもとに飛んで行って大泣きしていた。
それにしても何だ。カルロス先輩の事嫌いとか言っていたのに、こういう時だけカルロス先輩のとこに飛んでいっている。
恋愛対象外って言ってたのに。
とんでもない矛盾じゃないですか。そう言ったとしても、先輩には全く通じないのだろう。
それはさておき。
柊先輩はかなり落ち着いたようです。
「ほら、鼻かめ」
「ん…ぐ…」
柊先輩が鼻をかんでいる音が半端ない。
柊先輩とカルロス先輩は、完全に2人の世界に入り込んでいる。
私達が付け入る余地など無いし、もはや空気でしかない。
「あれでリア充じゃないとかありえな…」
「成宮先輩…それは柊先輩がカルロス先輩の事を、恋愛対象として見てないからですよ」
「まあ…そうなんだろうけど」
腑に落ちないといったような成宮先輩。
「でもなんかさ、日奏ちゃんのタイプにほぼ当てはまってんじゃん、カルロ」
「でも唇ホワイティンだから嫌い、だそうですよ。あと露出狂だからって」
「カルロスせつなっ！！」
次の日、柊先輩はいつも通りだった。
もう昨日の事なんて忘れてるんじゃないかってくらい。
「別に縁とかないし！」と言う柊先輩。
立ち直りが早くて良かった。
その後、柊先輩はカルロス先輩の部屋に行ったらしい。
「カルロー…？」
上機嫌で部屋に入ると、上半身に何も着てないカルロスがいた。
「ん？どうしたかな…で？」
「この露出狂が─────！！！！」
因みに、柊先輩の叫び声とカルロスの悲鳴は、寮内におもいっきり響いたとか。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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希望(プロフ) - アメジストさん» ありがとうございます<(_ _)> (2017年1月3日 17時) (
レス) id: 81354004c7 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - てかものすごい絵上手ですね (2017年1月3日 16時) (レス) id: 36e88b3d43 (このIDを非表示/違反報告)
希望(プロフ) - アメジストさん» イケメンにし過ぎました(笑) (2017年1月1日 23時) (レス) id: 81354004c7 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - 白河メチャイケメンで泣けるww (2017年1月1日 22時) (レス) id: 36e88b3d43 (このIDを非表示/違反報告)
希望(プロフ) - はい。この小説を作った後にトーカちゃんの事を知ったので、物語の中盤で髪型を変えさせて頂きました。私のミスです！今後このような事が起こらないように気をつけます(＞＜) (2015年7月13日 21時) (レス) id: b0e2c90b13 (このIDを非表示/違反報告)
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