Episode6.小さな彼女 ページ49
『もしも』時間を行き来できるようになったら。
昔の彼女はどうだったのだろうか。
『もしも』から始まったおはなし─────
「白河ぁぁぁあ！！！！！！今すぐきてくれぇ！！！」
いつもの5倍くらいの五月蝿さで、柊日奏が飛んできた。
なんだよ。
お前の事だから、またしょうもない事だろ？
…と言おうとした。
「大変なの！！！京華が…！！！」
彼女の名前が出た途端、ピクリと反応した。
京華が大変な事に…？よく分からないけど、柊について行く事にした。
柊に連れられること約2分。
俺は、驚愕の光景を目にした。
そこには─────
俺が知っている京華ではなく。
知らない京華…いや、6歳前後の京華が『そこ』にいた。
「…何、これ」
「あたしは分からない」
「俺はもっと分からない」
小さな彼女はこちらを見るなり、目を輝かせて飛んできた。
「あ…おにいちゃん！！」
「？！」
聞き慣れない子供らしい高い声。
いきなり抱き付いてくる。普段というか、本来の京華ならまずありえない事。
そのありえない事に1番混乱しているのは、間違いなく自分自身だった。
「どうしたの？ってええ？！？そこにいるのは京華なの？！？！？」
「ロリ京華だよ…」
「え、何？！凄い可愛いんだけど！！ツンデレじゃない！！」
成宮も混乱する。京華は俺の後ろに隠れる。
挙げ句の果てにはカルロスや先輩達までやって来る始末だった。
その間京華はずっと、俺の側にくっついて離れなかった。
昔から甘えん坊だったのか。
散々あった後の今の状況は。
元に戻らない京華は、俺の膝の上に座って眠っている。
規則的に聞こえてくる寝息。
こんな非現実的な事が普通起こるのか。いよいよ謎が深まっていく。
まず元に戻るのか？どうやって？
そんな事を考えているうちに、久しぶりに聞いたような声が下から聞こえてきた。
「ん……あれ？！？！？え！？！なんで私ここに？！？！？」
「…覚えてない？」
「さっきまでちっちゃい白河先輩が…あ、え？！？」
膝から飛び降りようとする京華。
それを止めて再び座らせたけど。
かなり取り乱している。まあ無理もないか。
「良かった…元に戻って」
「…よく分かんないけどまぁ…良かったです？」
Episode last. True love→←Episode5.日奏ちゃんのデス★クッキング
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ラッキーアイテム
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希望(プロフ) - アメジストさん» ありがとうございます<(_ _)> (2017年1月3日 17時) (
レス) id: 81354004c7 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - てかものすごい絵上手ですね (2017年1月3日 16時) (レス) id: 36e88b3d43 (このIDを非表示/違反報告)
希望(プロフ) - アメジストさん» イケメンにし過ぎました(笑) (2017年1月1日 23時) (レス) id: 81354004c7 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - 白河メチャイケメンで泣けるww (2017年1月1日 22時) (レス) id: 36e88b3d43 (このIDを非表示/違反報告)
希望(プロフ) - はい。この小説を作った後にトーカちゃんの事を知ったので、物語の中盤で髪型を変えさせて頂きました。私のミスです！今後このような事が起こらないように気をつけます(＞＜) (2015年7月13日 21時) (レス) id: b0e2c90b13 (このIDを非表示/違反報告)
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