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＊
……遅い
Aが遅い
さっきからこまめにLINEも電話もしてるのに
一向に返事が来ない
もしかして何か変なん巻き込まれてるんちゃう……？
そう考えとると居ても立っても居られなくなり
家の中をグルグル回る俺
もうそろ家を出てAんとこ向かってもいいかな
･
なんて思いつつも時計が指すのはまだ19時半
家から会場まで電車も含めて諸々30分くらいで着く
何をどう考えても早いんやけど
今このままここにいても落ち着かないだけやし
Aになんかあった時用にはよ行っとこか…
･
ほんまやったら彼女の同窓会にかっこいい車で迎えに行くのがスマートなんやろうけど、生憎俺は免許を持ってへん
……なんや、元彼王子様になんも勝てへんやん俺
俺がAより歳上やったら
もっと経済的にも余裕があるやろうし
何より俺はストレートに想いをぶつけることが
あまり上手に出来へん
けどきっとあの元彼はAに
好きと思った時に好きと言っとったんやろな…
なんて俺の被害妄想
…あぁ〜！！
どんどん不安になってくるし
もし今Aが俺と付き合ってへんかったら
同窓会で再会した元彼と
ヨリを戻したりとかするんやろか
ネガティブなことは考えへん…
そう自分を奮い立たせるために
ペチッと頬を叩き電車から降りる
･
…うん、やっぱりはよ着きすぎたわ
今の時刻は20時15分
同窓会は確か22時頃終わるって言っとったし
それまでまだまだ時間があるな……
会場近くのカフェで少し暇潰そうかな
･
Aごめんね、ずっと携帯みてなかったの
Aもうすぐ終わるからお迎え頼んでもいいかな?
やっと返信きたやん
思わず安心して電話を掛けてしまった
『…ほんまに心配したんやからな…！』
『…もうそっち着くから待っとって』
なんて言いつつ俺はだいぶ前からここに居たんだけど
そんなんなんかダサいから言わん
･
やっぱり元彼王子様かっこいいな…
瑠『…あ！A！』
瑠『二次会…行かないんだよね？』
ちょっと残念そうに言う
｢行かないよ｣
それに対して俺の事を少し見ながらも
Aは力強く言う
瑠『…じゃ、あの約束覚えといてよ…！』
…ん？？約束って？
また会う約束とかなんかな…
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梓(プロフ) - mmさん» コメントありがとうございますm(_ _)m祥生に光成は親子感あっていいなぁとずっと思ってました！ えええ黒ちゃん推し！ それはもう運命すぎて、もう運命ですよね？(え) 素敵なお話だなんて、、嬉しい限りです泣 (2021年8月29日 11時) (
レス) id: a0c207ee39 (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - 初めまして(^^)光成がまさか檜山くんだとは思わなくてびっくりしました笑 黒ちゃん推しなのでちょっと運命感じてしまいました笑 いつも素敵なお話を上げてくださってありがとうございます！！ (2021年8月24日 1時) (レス) id: 3348bbded4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓 | 作成日時：2021年8月6日 0時
