Youth of Me ～みんなが私を強くした～ (ページ19)

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# 019.hyuk ページ19

ヌナと出会ったのはいつだったんだっけ…

というかそもそも、そんなことを思う以前からヌナと僕は一緒にいた。出会いとか初めましてとかそんな言葉を交わしたことなんて、僕らにはない。

気づけばそこにヌナはいて、いつの間にか僕は好きだった。

なんだかとても当たり前のように。

"大事な家族"…
それって、喜ばしいことなんじゃないのだろうか。恋人では成し得ない存在…旦那と肩を並べる存在…でもそれが弟じゃ、ヌナの好きな人にはなれない。
確かにヌナに家族認定されてることは嬉しいけど、つまりそれは…男しては、絶対に見れないってこと。

もうずっと、同じ場所から動けないでいる。

僕が想いを伝えたりしたら、ヌナは家族を失うことになる。それと同じくらい、きっと悲しい顔をする。

傷つけたくない…だって大切なひとだから。
ずっと温めてきたんだ…ヌナへの想いを。

RV「…？、なんだよ」

きっとウォンシギヒョンもヌナを想ってて、そしてそれに自分自身気付いてない。傍から見れば誰だって分かるくらいなのに、当の本人達はこの有様。

HK「別に…」
RV「言いたい事あんならはっきり言えって、最近変だぞお前」
HK「……変？」

変なんて、ヒョンだってそんな変わんないのに…