降谷さんと短編集。1【安室透 / 降谷零】 (ページ5)

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ご飯を食べてお風呂に入った後、リビングに行くと、先にお風呂を上がっていたAが仔猫と遊んでいた。

『 A、髪乾かさないと風邪引くぞ？』

A「んー、後でする！」

『ほら、乾かしてやるから、早くしろ。』

俺がそういうと、Aはいつもと同じように俺の前にちょこんと座る。

A「あはは！！可愛い～♡ 」

『 ………… 』

髪を乾かしている間もAは仔猫と遊んでいた。

そして夜、ベットにて。

A「今日は久しぶりに零くんと一緒に寝られるなぁ～！嬉しい！！」

『いや、悪いが今日は寝かせてやれないかもしれない。』

A「え、それってどういう…きゃあ！」

俺の手がAの服の中に侵入する。

部屋は暗いが、Aが顔を赤らめたのがよくわかった。

『久しぶりだから…優しく出来なかったらごめんな。』

そう言って更に手を奥に進めようとする。

？「ミャーーーーーー」

A「え？」

『は？』

場違いな鳴き声を響かせながら俺とAの間に入り込んできたのは……あの猫。

A「 ……今日はお預けだね」

そう言って苦笑いをするA。

俺は深いため息を漏らすことしかできなかった。