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2* #2 ページ4

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目を向けるとそこには、Aの腕の中でスヤスヤと眠る白い仔猫。





なんだか、Aみたいだなって思った。






『 この猫…どうしたんだ?』






A「 ンフフ〜、実はね、飼うことにしたんだ〜♪」






『 買ってきたのか?』






聞くとどうやら初めは毛利探偵事務所で預かってたみたいだが、なかなか引き取り手が見つからず、たまたま事務所を訪れたAに仔猫がとても懐いたため、引き取ってきたのだという。






A「 あ、ちょっと零くん、この子見ててくれる?ご飯の準備してたんだった!」





『 あ、ちょ…おい!』






そのまま仔猫を手渡され、呆然と立ち尽くす俺。





仕方ないから仔猫を抱いたままソファに座る。






しばらくすると、Aがリビングにやってきた。






A「 ごめんね零くん、仔猫ちゃんおまかせしちゃって…今ご飯にするね!」







といって彼女が差し出してきたのはキャットフード。







…………いや、俺より猫の飯のが先かよ。






A「 はい!たくさんお食べ〜♡ 」







そう言って仔猫にご飯を与えてニコニコしているAを見ていると、自然と心が温かくなった気がした。







『 A、猫もいいけど、俺のご飯は?』






A「 あっ、ごめん…!今からやる!!」







……俺後回しかよ。

2* #3→←2* 降谷さんと仔猫。#1



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作者名: | 作成日時:2018年6月12日 20時

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