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そんなこんなで、毛利さんと零くん…透くんとの共同プレーでいつのまにか事件は解決。
実は初音さんは伴場さんと双子であることをDNA鑑定を依頼していた業者から聞かされ、自決に思い至ったらしい。
頼太「 初音…初音…初音ェ〜!!!!!」
伴場さんの絶叫が雨音を切り裂き木霊した…
……あまりに悲しい結末だった。
降谷「 大丈夫か?A…… 」
『 れ、零くん…… 』
零くんが来てくれてひどく安心したが、それでも未だに腰が抜けてその場から立ち上がれない私を、零くんはヒョイっとお姫様抱っこをして立ち上がる。
安室「 すみませんが、彼女が体調が優れないようなので、このまま病院に連れて行きます。良いですか?警部さん 」
目暮「 ああ、君は確か安室くん、だったか。構わんよ。だが、事情聴取の為に後日警視庁に来てもらうことになるが…彼女にも。」
安室「 わかりました。」
そう言うとお店を出て、車に向かう零くん。
『 零くん…来てくれてありがとう……零くんがいてくれて…良かった…… 』
降谷「 いいんだよ、そんなこと。でもこの場にAがいるとは思わなかったな… 」
『 そんなの、私もだよ…ほんとに…ありがとう…… 』
泣き疲れて半分閉じかけている目を必死に開けながら意識を保つ。
降谷「 もういいから…お前は少し眠れ。』
「 ん…… 」
ひどく優しい零くんの声が聞こえて、安心しきった私はそのまま意識を手放した。
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作者名:朔 | 作成日時:2018年6月12日 20時