イロイロ短編集♪7（リク消化最優先！）

推薦蹴ったからってあんまりだ。後日談 ページ15

〇その後


「俺たちはヒーロー社会を、ヒーローを――――――」

「」

「死柄木弔、そろそろ…」

「あ、何言ってやがる黒霧。こいつに今から俺たちの考えを刷り込むんだよ。先生が教育は早めからって言ってた」

「そう、なのですか…?」

「そうだよ」

「あの、とりあえずお手洗い行かせてくれません?」

「あなた順応力高すぎじゃないですか!?」

「いやもう人質取られてたら下手な動きできませんし…。あ、あと猫もかわいそうなので離してあげてください」

「ああ、なるほど…」

「おい黒霧、こいつ意外と面白い」

「私はAです、お兄さん。私の保湿クリーム使ってください、乾燥肌は見てて痛々しいです」

「誰が乾燥肌だ、いらねえ。俺は死柄木弔だ」


〇シャツ


「A!! 俺のシャツに汚れ移しやがったな!?」

「だって傍にあったの弔さんのシャツだけでしたし。私あのまま家帰れませんし」

「ふざけんな、汚れがつくのはお前がヘマしたからだろうが」

「泥とかなら言い訳考えますけど、血はさすがに無理です。あのまま家帰ってたら緊急家族会議です」

「知るか」

「私をこっちに引きずり込んだのは弔さんです。弔さんには私に対する責任があります」

「ねぇよ!!」

「拾ってきたものは責任を取るって常識ですよね? ねー、“オールマイト”」

「その猫にその名前をつけるな!! あと、俺はお前を拾ってねえ!!」

「もういいじゃないですか。過去のことをぐちぐちと。小さい男ですねぇ」

「お前本当に黙れよ…」

「そんなんで先生の跡を継げるのですか? どう思う、“オールマイト”」

「ああぁぁぁあぁぁぁぁッッ!!」

「ってか、シャツ洗うの黒霧さんじゃないですか。何偉そうに。ねえ?」

「ここで私に振りますか。やめてください、巻き込まないでください」



〇相談


「先生、死柄木弔が引き込んだ“うつす”個性の彼女ですが…」

「ああ、彼女か。どうした」

「順応性が高すぎると言いますか、なんといいますか…。とにかく問題児です。死柄木弔以上に」

「断言してきたね」

「天然なのかわざとなのかわかりませんが、彼女は死柄木弔を揶揄い弄り…。最近では耐えきれなくなった死柄木弔が個性を使って反撃に出ています」

「…周囲の被害は?」

「人員に被害はありません。しかし、室内が…。高かった…。あれは…」

「…彼女は、扱いがうまいんだね」

「掌で転がされてます」

「あぁ…」


〇黒霧さんの日記


最近胃痛がひどい。

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