スミレ《３》

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ニ「俺がマイコと別れた話した時、ミツ先輩は思ってることそのまま俺に伝えてくれたじゃん。厳しかったけど、俺はあの時、めっちゃ嬉しかったよ？」


北「・・・・・ッ」


ニ「俺だってミツ先輩と良亮さんとの事は何も知らないけど、思ってることは言うよ？ダメだった？」


北「そうじゃ、、ねぇけど、、、」


ニ「ミツ先輩、、ゴメンね。本当は、これ以上ミツ先輩を悩ませたくなかった。だから、俺は身を引こうって思ってた。」


でも、今回は無理だ。もう、黙って見てなんかいられないよ。


ニ「ミツ先輩、、、もう、俺から何か言うのはこれで最後にするね。だから、今日だけは俺の本当の気持ちを、、聞いて？」


北「お前の、、、本当の気持ち、、？」


ニ「俺は、さっき言ったみたいに、ミツ先輩とは思ってる事をちゃんと言える関係でいたい。間違ってるって思ったことも、ちゃんと厳しく伝え合える関係がいい。」


北「・・・・・」


ニ「それに、ミツ先輩と一緒にいたいとは思うけど、、俺はミツ先輩に頼ったりしない。そうやって人の荷物まで背負っちゃうミツ先輩も好きだからこそ、俺だけはミツ先輩を守る立場でいたいんだ。ミツ先輩がこれからもずっと、強くいられるように。」


北「俺を、、守る、、、？」


ミツ先輩にとっては予想外の言葉だったんだろう。


ニ「そう。ミツ先輩を守りたいって気持ちは、好きになってからずっとブレてない。それくらい、めっちゃ強い気持ちなんだ。だから、、俺は負けないっ、、」


北「・・・・負けない？」

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