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紫side ページ20

若干、熱があるような気がするんだけど、、、、

咳はしてるものの、撮影中もニコニコ楽しそうにしてるからやっぱり気のせいだったのかなって。

たまに咳き込む場面も、先に伝えていたおかげでフォローしていただけている。

曲の披露も無事終わって滞りなく撮影は終了。

ご挨拶をしてみんなで楽屋へ戻る廊下でトボトボ歩くめめの後ろ姿が目に入った。

足取りはしっかりしているけど、なんだか妙に小さく見える背中。

サッと隣に並んで顔を覗くと、少し潤んだ瞳と目が合った。

深「お疲れ、、、、早く帰ろうね。」

目「、、、、うん、っげほ、」

熱もぶり返してそうだし、本人も気付いてそう。

いつもに増してゆっくり帰る準備をするめめをフォローして帰路に着いた。

佐「ただいま〜」

ぞろぞろと家に着く中、玄関に入った途端にガクッと倒れそうになるめめ。

照「ぅおっ、、、めめ大丈夫、、？」

目「はぁっ、、、っちから、ぬけちゃった、」

ちょうど後ろにいた照が咄嗟に支えてそのままソファへ。

深「よく頑張ったね、、、熱測ろっか、、」

目「はぁっ、げほっ、ごめんね、、」

深「ごめんはなしだよ。ゆっくり休もうね。」

熱を測ると、37.8度。

きっと病み上がりに頑張りすぎただけだし、ゆっくり休んだらすぐに良くなる。

深「こーゆー時はたっぷり甘えてくださいよ。」

目「、、ふふ、ふっかさんは、いつも甘やかしすぎ、、」

それで良いのよ。みんな大好きだからね。

fin.