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願いが7つ。 ページ7
授業も終え、休み時間。
っていうか、こっち授業の進み遅くないか…??北海道ではほとんどやったよ…?
「ねぇねぇ、Aちゃんってどこから来たの?」
『北海道だよ』
「ええーっ!!キヨ君と一緒じゃーんっ!!羨ましいなぁ」
『キヨくんも、なんだ。そんなことないよ』
「ねぇ、どうしてAちゃんって笑わないの?」
『…っえ』
「なんか怒ってるみたーい」
「ちょっと怖いよねぇ」
そんなこと、ないんだけど。
どうやって笑うの。面白くもないのに、どうして笑えるの。
返答に困っているあいだにも、目の前の女の子たちは
「ともだちできなくなっちゃうよぉ??」
「彼氏だって今までいなかったんでしょ??」
だとかなんか言ってるけど、残念。すべて当たってるからなんの反論も出来ない。
とたん、バンッと隣から音がして、驚いてそちらを見上げると、そこには立ち上がったキヨくんの姿。
「…日向、行くぞ」
『えっ…待って、ど、どこに…??授業は…』
「お前ついてけてんじゃん、だから、サボり」
私の腕を引いて、どこかへ向かうキヨくん。
私たちが去った後の教室でどよめきが起きまくってたことなど、私は知らない。
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