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あんな終わり方だったから俺らの間には気まづい雰囲気が流れていた。
『なぁ、どこいくの？』
「ここら辺で1番大きいショッピングモールです。
映画館もついてるんです。」
『ふーん。』
重い空気は嫌でどうにかしようとするけど、年上のくせに何にも浮かんでこない。
「あっ」
ジョングクの向いている方向に目を向けるとジミンとテヒョンってやつがいた。
一緒に並んでいる2人の顔を見て、納得してしまった。
ジョングクが引いてしまうのも。
ジョングクのジミンへの想いも。
全部全部。
ジミンが笑うのを見てさらに緩むジョングクの顔。
まるでテヒョンなんて見えていないみたいに、
テヒョンが横にいることに対して
嫉妬なんてどこにもないような顔して、
ただただジミンってやつの幸せを願っているって顔。
ふっと思い出したように「少し違う道通って行きましょう。」って。
『あぁ。』
なんだか違う心臓の進み方がした気がした。
ショッピングモールをぶらっと回って結局はマックに来ている。
『なぁ、さっき見た映画の内容覚えてる？』
「はい、まぁ、覚えてますよ。」
『花出てきたじゃん。』
「あぁ、あれ綺麗ですよね。色が心情とあってて。」
『やっぱりそう思ってた？
あれ、花言葉もぴったりなんだよ。』
「そうなんですか！」
『あぁ、花言葉と合わせながら見てたから、めちゃくちゃ面白かった。』
「よかったです。でもなんでそんなに詳しいんですか？」
『…花屋で働いてたから。』
「それだけで覚えられるんですか、すごいですね。」
『いや、ごめん、嘘。
俺も秘密なのかわからないけど、
……花が好きなんだ、子どもの頃からずっと。』
自分で自分の顔が赤くなっているところが想像できる。
『あーやぁー女っぽいよな。合ってないよな…はは』
「そんなことないですよ！」
『はは、ありがと。』
「本当に！本当に気とか使ってないです。本当ですから！」
『うん、もうわかったって。』
「…もう明後日バレンタインですね。」
『うん。』
「あの、一緒に見てくれませんか？」
“何を？”そんなの聞かなくてもわかる。
『あぁ。』
「なんとなくユンギヒョンにいて欲しくて。」
『うん。』
「じゃあ、明後日連絡します。また！」
『うん。』
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ユカ(プロフ) - とても切ない気持ちになりました(T . T) 素敵な作品をありがとうございます (2019年11月20日 0時) (
レス) id: 3871a6219e (このIDを非表示/違反報告)
あじゅ(プロフ) - セジュンさん» 勿体ないくらい素敵な感想ありがとうございます。そんな風に言って頂けてとても嬉しいです。ありがとうございます。 (2019年3月30日 20時) (レス) id: 1e8907bb70 (このIDを非表示/違反報告)
セジュン(プロフ) - とても美しいです。泣きそうです。素敵なお話をありがとうございました。 (2019年3月30日 20時) (レス) id: c623726b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あじゅ | 作成日時：2018年12月17日 16時
