青 4 ページ4
「あとは……大丈夫だな」
必要な物をカゴに入れレジに並ぶ
これくらいあればしばらくは大丈夫だろう
あまり弟の側を離れたくないからな
お金を払いスーパーを出て帰路につく
「ねぇ、聞いた?赤塚病院の意識不明の患者さんいなくなったんだって」
「えーなにそれ。コワっ」
ふと、耳に入った会話
意識不明の患者…?
いなくなった…?
俺の足は自然と速くなっていて気づけば走っていた
家のドアを開ける
勢い余って大きな音が出てしまう
「あぁ、お帰り。どうしたのそんなに焦って」
俺の目はチョロ松よりもそこに倒れているトド松に釘付けだった
「……どういう状態なんだコレは」
「ああ、そんなことよりA、病院から逃げ出したってよ。捜索お願いしますってさっき病院から電話があった」
なぜ、そんなに淡々としていられるんだ
いくら、嫌いでもそれは酷くないか?
しかも、トド松が倒れてるのに
何もしないなんて………
_お前、ホントは要らない存在なのに_
まさか、本当に……?
「チョロ松、荷物を台所まで持っていってくれ、トド松を二階に運んでくる」
「わかったよ」
そう言ってチョロ松は俺から奪い取るようにレジ袋を持ち奥へ消えた
……お前は優しいんだ
優しすぎるんだよ
壊されたコトによる怒り
自分だけ違ったとコトの恐怖
取り残してしまったコトの悔しさ
俺はトド松抱き抱える
そっと
大事な俺の家族……
「本当に、お前はアイツが好きなんだな…」
160人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
南 - おかえりなさいです!復活できたようでよかったです・・・!適度に頑張り、適度に休むといいと思いますよ(*^^*)これからもいろいろ応援してますので!ファイト! (2016年8月19日 22時) (レス) id: f93257da9b (このIDを非表示/違反報告)
おそ松(プロフ) - 頑張ってるのは分かってます。本当にお疲れ様です・・・!俺はこの話を読むことで主様の才能の一部を知ることができました。主様を大切に思ってる人きっと沢山います。だから、最後まであきらめないで自分のペースで頑張ってください、画面を通して応援します (2016年8月19日 19時) (レス) id: 29cf7bbcb3 (このIDを非表示/違反報告)
おそ松(プロフ) - 主様おかえりなさい!俺もとても大変な時期があったので気持ちはよくわかります。嫌ならやめていい!無理にその場所にいる必要なんてない。逃げていいんですよ?ステージを変えればいいんです。でも生きることだけはやめちゃいけないし自分を傷つけるのも悲しいだけです (2016年8月19日 19時) (レス) id: 29cf7bbcb3 (このIDを非表示/違反報告)
黒色(プロフ) - 私も、よく思います。自分は生きてていいのか。きっと、奈夢さんは頑張ってきたんだと思います。頑張りすぎてたんです。だから、もうちょっと気を緩めていいんです。大丈夫です。奈夢さんの味方は沢山います。私もそうです! (2016年8月11日 23時) (レス) id: 756870baf6 (このIDを非表示/違反報告)
沙百合 - 私も自分は生きていていいのか、生きている価値なんて私にあるのか、と思う時があります。苦しんでいるのは奈夢さんだけではないので私にも相談してください。私は奈夢さんの味方ですよ。 (2016年8月10日 13時) (レス) id: 5c78b130df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:霜月奈夢 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shokora9231/
作成日時:2016年7月16日 23時