こちら、リア充撲滅委員会です。

撲滅　31 ページ31

A「ん……あれ…？」



見渡せば教室で自分の席にいる私



肩に違和感があって見てみると学ランがかけてあった


多分、おそ松くんの…



窓の外はオレンジ色に染まっていた


A「返さないと」



立ち上がって学ランをたたんで鞄に入れる


「ここにいたの」



教室のドアの方から声がした



そこにいたのは前に声かけてきた女子たち(11話参照)


女1「ヘコんでると思ったのに」


女2「えー、カンニングした意味なかったの？」


女1「とりあえず来なさいよ」



腕を掴まれる



A「アンタがカンニングしたんだ」


女2「なんのことかな」


よく見ればこの子同じクラスの須藤灯だ



A「須藤さんだっけ」


須藤「…あんた最近態度デカイの」



いや、知るかよ


というよりこんな状況で冷静な自分にびっくり




階段で弱井さんと会った



トト子「ごめんね、私裏切ることになっちゃう」




そういえばあの時弱井さんもいた…！


A「どういうこと」



トト子『いいから。ついていった方が身のためよ』


弱井さんに小さな声で言われる



そして屋上に着いた



A「何がしたいの」


須藤「どうすんのゆかり」


須藤さんはあまり計画知らないっぽい


ゆかりってもしかしてG組の霧島ゆかり？


女王様な松野ファンだとか


おそ松くんが凄い嫌そうな顔で喋ってた


霧島「ちゃんと挨拶してあげる。私は霧島ゆかり」

A「はぁ、それで何？」


霧島「貴女ね松野くんたちと一緒に居すぎなの！！テスト前だって松野くんたちを家にあげてたでしょ！」


え、何で知ってんの


ストーカー？


霧島さんが一歩踏み出して叫ぶ


霧島「アンタみたいなのがどうして一緒なの！？」


また一歩それに伴って私も下がる


霧島「どうして！？」


一歩


霧島「私じゃないの！？」




また一歩



霧島「私の方が綺麗なのに！！」



また一歩



霧島「アンタがいなければ私が！！」



また一歩



トト子「じゃあAちゃんじゃなかったら？もし須藤さんだったら貴女はこんなことしないの？」


トト子「それに誰を選ぶなんて彼らの自由。ただの嫉妬でこんなことしないでよ」




霧島「うるさいわね！！」



霧島さんが弱井さんに向かって手をあげた

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