最愛 3 (ページ7)

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「で、いっぱい練習したんだよね。」

って私に顔向けて笑う相葉くん。

やっぱり癒し系。つい笑い返してしまう。

確かにあの時、たくさん練習したから
本番、噛むことも無く
なんなら笑顔すら出たくらい
リラックスしてできた。

「うん。あの時は練習に付き合ってくれてありがとう。」

2人でフフって笑いあったら

「面白くねえよ。」

って呟きが聞こえた。
気がした？
智くん？櫻井課長？どっち？
ユニゾンすぎてもうわかんない。

「で、気がついたらAの部屋で寝てしまってたんだよね。」

「自分の部屋帰れよ。」
「寝るなや！」

「眠くなってきたーとか、感じないまま気がついたら寝てたんだから仕方ないよー。」

「Aも追い返しなさい！」
「そうだよ。危機感が無さすぎる。」

「私も知らない間に眠っちゃったから。でも2人とも眠ってしまっただけだから、そんなに怒らないで。」

そう言ったら余計に叱られた。

「寝顔がまた可愛いんだよね、智さん。」

「おっおまえっ！いや、確かに可愛いんだよなー。」

智くんと相葉くんがニヤニヤして
2人でコソコソ話してる。

私の寝顔で盛り上がってるのは嫌だけど
何とか誤解も解けてよかった。

と、思ってたのに。

「俺にも見せる？寝顔。」

って耳元で言う課長。

それ、なんですか!!??
どういう意味ですか!!??

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