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あんなに凹んでいたのに
声聞いただけで
こんなにも心が踊る。
私の事を気にかけていてくれた。
泣いたのはあなたのせいだけど、嬉しい。
「顔が赤いよ。熱でもあるじゃね？」
って、あろう事か
私のおでこに手をおく。
ひっっっ！
って声なのか音なのかわかんないのを
秘書の誰かが発した。
「熱は無さそーだな。よかった。」
そういって見せる笑顔に
熱が出るどころか
息が止まりそうです。
「はい、大丈夫です。資料もありがとうございます。」
そう言うのが精一杯で
「うん。あのさ、A」
「櫻井くん、ここにいたのね。」
櫻井課長が何か言いかけた時、
橘課長が秘書室に入ってきた。
なんでーーーーーって
心の声が漏れそうになった。
「Aちゃん、今日も可愛いー。」
って、私の頬を撫でて
「おまえも何しに？」
櫻井課長が聞いたら
「松本くんにお願いがあってね。」
秘書室がザワザワしてる。
松本課長が部屋から出てきて
「翔さん、まだいたの？」
「もう戻るよ。」
ちぇっ！みたいな顔して松本課長と橘課長を見て言った。
「A、またな。」
私の
頭ポンポンして
えっっ
頭ポンポンして
/////
櫻井課長は出ていった。
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作者名：ハルヒ
| 作成日時：2019年8月13日 9時
