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真夜中にカラダの痛さで目が覚めた。
そっか。
玄関で力尽きたたんだった。
靴脱いで、すぐに熱いシャワーを浴びて
今日あったことを思い出す。
決定的になった失恋。
告白もしてないのに。
告白することなんて考えたこともないけど。
耳に残ってる。
櫻井課長の甘い声。
シャワー全開にしても
掻き消されないの。
考えても考えても、きっと答えは同じ。
櫻井課長には恋人がいる。
ただそれだけ。
だからって、いきなり好きじゃなくなるとか
簡単にできるの？
ううん。
できない、きっと。
明日からのモチベーションは
どこに置けば？
これからも変わらないことは
気持ちを告げることも無く
求めることなんて全く無く
ただ好きなだけ。
笑顔を見れただけで嬉しい。
そんな気持ちのまま。
また悲しくなって、辛くなったら
その時は好きじゃなくなるかもしれない。
それはそれでいい。
他に好きな人ができるかもしれない。
それもいい。
全部気持ちのまま。
今はただ
私の心の中でだけ。
好き。
それだけ。
熱いシャワーで綺麗にモヤモヤを流して
明日からまた元気に櫻井課長を愛でよう。
ベッドに入ったらすぐに眠りに堕ちた。
そして朝。
ビックリするくらいスッキリ目覚めて
意外にも図太い自分の強さを知った。
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作者名：ハルヒ
| 作成日時：2019年8月13日 9時
